昨夜、 『バブルへGO!』 という2007年制作の映画をテレビの深夜放送で観ました。
21世紀(2007年)から、1990年←だったっか?にタイムトラベルした30前後の女性が
奮闘努力して活躍する・・・というお話。
主人公の女性(広末涼子さん)は、バブル時代の生理(能天気さ?)を知らないので、
タイムスリップしたバブル東京で、文化的に浮きます。
それはきっと、演出の狙い通りです。
しかし、21世紀と1990年の両方の時代に登場する二人の男性、
阿部寛さんと劇団ひとりさんの役に、あたしは感じるものがあったのでした。
阿部寛さんは、バブル時代、既に俳優として活躍しておられました。
だから、バブルの時代の役柄を実感持って演じておられます。
しかし、劇団ひとりさんは、年齢的にバブルの時代に社会人ではなかった・・・ので、
なんというか、バブル時代に若者だったあたしには、
バブル時代とは微妙に違った青年像に見えた。
バブル時代の実感を、いまひとつ感じられなかった。
現代のシーンでは、すごくリアルな芝居をされていたのに・・・と、
この名優にして、時代の空気を意識し、表現することの難しさを感じたのです。
俳優が、意識して準備すべきことはたくさんありますが、
その時代、環境に生きていた人たちに少しでも納得の上でご覧いただけるものを準備する覚悟は、
できるできないは別として、大事なことだと個人的に思います。
(ひとりさんの覚悟と努力は充分伝わっておりました!)
・・・生意気言ってすみません!
byまんた