おはようございます。
桑田十全です。
先日実家の岡山に2年ぶりに帰省してきた。
2年ぶりと言っても、実家なので家に帰ると30分くらいは懐かしいと思うが、すぐになれる。
居心地のいいと思うところと、普段の生活リズムとは違うところで、少し違和感は感じる。
が、料理はやっぱり美味しい。
桑田が特に好きなのが、おにぎりとお味噌汁。
お味噌汁はおんなじ材料で自分が作っても、味が全然違う。
母親の料理は、優しい味がする。
おにぎりも、母親の手の大きさに合わせた、小さめでフワッと握ったおにぎりだ。
何個でも食べれる。
料理は作る人の気持ちが入りやすい。
エネルギーが入りやすい。
エネルギーが入った料理だから、腹持ちがすごく良い。
お弁当でも手作りと、そうでなくコンビニ弁当だと消化が違ってくる。
自分の大事な相手には、なるべく手作りの物を作ってあげたいと思う。
昔から手当という言葉があるように、エネルギーは手から出るようだ。
自分の体の調子が悪いところも、自分の手を当ててしばらくすると楽になる。
手紙も手から文字を書くと同時に気持ちを字を通して伝えるから、思いが強く伝わる。
握手もそう、お互いの人柄が握手を通じて分かり合える。
出会った時も、お別れの時も、相手に手を振って、エネルギーを交換している。
手は、時には言葉よりも雄弁で、感動を伝える。
実家から東京に帰る日、新幹線のホームまで両親が見送りに来てくれた。
駅のホームから両親が、新幹線に乗った桑田にお別れの手を降ってくれた瞬間に、胸の奥から熱い思いが急に込み上げてきて、喉の奥にクッと力を入れた。感謝の思いだけ残った。
では、また。