過保護な子育てによる弊害
幼児英才教育~高校生対象で
塾講師を数カ所でやっていた
癒し王ふじです。
そこで思うところがありました・・・
先行教育に前のめりすぎる親を
多く目にしました。
陥りがちな過ちは
一言でいうと「過保護」だと思います。
親が子供の一挙手一投足に口をはさみ
命令指令するのです。
子は言われる通りやらないと怖いから
自分の意志とは関係なく(仕方なく)やります。
これは忠実なる「奴隷養成教育」
とも言えるのです。
ひどいのになると
子どもが高校生になっても
親がずっとついてきて
一挙手一投足命令しているのです・・・
そのような環境が続いていき
やがて大人になった子供は、
自分で何も決められない
自分の意志で行動できない
自分の思い通りにならないことも制御できない
指示待ち人間、考えることができない
そんな大人が誕生します。
(そういう人が現在も増えている思いませんか?)
そのような大人が増える根本原因は
幼少期にあったのだと推測します。
幼少期に親が塾通いの缶詰にして
前のめりに早期教育を詰め込み過ぎ
子供が友達と遊ぶ時間もなく
自由な発想をする時間も与えられず
学びの真なる教科書である自然とも触れ合わず
ただ机に1日中かじりついている・・・
(子供はかわいそうですね。
社会に出るとその抑圧され続けた心は
精神疾患を発症しやすくなります)
早期教育を先回りして行い
知識だけインプットしても
すぐに回りに追いつかれます。
小学生の頃、
勉強だけしてきてトップだった人が
だんだん回りに抜かれて落ちていき
自信を失っていくケースをよく見かけました。
「非認知能力」と言う言葉が
一時期流行りましたが
それを小さい頃に磨いておく
ことはやはり重要だと思います。
机にしがみついて教科書から
学んで得られるものではなく
友達と屋外の自然の中で
一緒に遊んで
少々怪我やけんかなどを経て
人間関係の基本を学んだり
異性とも接触して距離感を学んだり
自然の観察や仕組みに興味を持ったり
何かをゼロからつくったり
そんな小さな想定外なる実体験の積み重ねが
人間の奥深さなど器を形成するパーツとなり
社会に出てから
人間的魅力を引き上げてゆくのでは?
数年後、イキイキと伸びている子どもは
だいたい上記の経験を満たしています。
マスコミや教育業界の宣伝広告に
やられてしまっている教育ママも
まだ少なくはない。
<まとめ>
一人ひとり環境が異なるから
一概に万能的な正答は存在しないが
友達との遊び
自然との触れ合い
痛みや失敗を小さい頃に経験する
観察と集中の機会をもつ
好奇心と発見の芽をつまない
これらはテストの点数以上に
社会に出てから
人間の軸を形づくる重要なものと思う。