なぜ、アメリカは世界の覇権を握れたのか?
小学生でも簡単にわかる
なぜ
アメリカが世界の覇権国となれたのか?
ポイントは「大戦」です。
まずは3つの大きな要因をあげます。
1.地政学的優位性
2.2つの世界大戦で軍資金をゲット
3.通貨戦略
順に補足します。
1の地政学的優位性とは、
アメリカは地理的に
回りを大きな海に囲まれているため
そもそも地理的に攻められにくいのです。
一方、
ヨーロッパをはじめ中国・ロシアも
大陸の地続きですので
昔の歴史を見ればわかる通り
領土や資源の取り合いで常に争いが絶えない。
アメリカはさらに、
広大な国土面積と豊富な資源をもつ。
極寒のロシアやカナダに比べて気候もまし。
他国に比べて圧倒的に有利な環境条件を
備えています。
2の軍資金ゲットというのは
第一次&第二次世界大戦で
本土が直接戦場にならなかったことで
被害が他国に比べて少ない。
一番得したのがアメリカでした。
しかも
参戦するタイミングが非常にうまかった点
(外交が巧妙だったと言える)。
そして大戦を通じてヨーロッパ各国へお金を貸し
武器を輸出することで大儲けする。
大量の軍資金を得ることに成功。
3の通貨戦略とは
以前の記事で述べた通り、第二次世界大戦後、
米ドルを世界の基軸通貨に設定し
ドルを世界中にばらまき、
国際取引・貿易等の
最強ポジションを手に入れた。
(この辺りの長期戦略は巧みである!)
ドルの世界基軸通貨戦略により
アメリカは世界一のGDPを成し得、
軍事力、工業力、農業、ITも世界トップへ。
資源・通貨・IT
→ 外交力・経済力=軍事力=国力
これらはすべてつながっている
アメリカはこうして世界の覇権国になれたのです。
cf. 日本の状況はいかに?
・資源はほとんどないのに
新たな資源開発への積極投資も不十分
※アメリカはシェール開発済
・通貨安を放置・日本の資産も安く”叩き売り”状態
※高度成長期の円安とは環境条件が全く異なるのに
過去と同じやり方で円安誘導して経済成長しようとしている点が過ち
・IT出遅れ・投資不足(投資額がせこい)と遅延(判断行動が遅い)
・そもそも人口低下を放置→超高齢化→経済力低下を招く
・”見かけ”の軍事費だけ増(軍事力とイコールではない)
・人口減がしばらく続く(生産者人口減)
・国の明確な長期戦略がはっきりしない
・トップリーダーが優柔不断で国の重要事項を決断しない
・トップが国および国民(平民)生活を改善する根本的施策を行わない
・外交力がないから海外の顔色ばかりみてお金をばらまいているだけ
(国内・国民生活に目が向いていない)
→どうみても国力低下
世界における地位・発言力も低下し続ける
上記の逆をすべて行えば
まだまだ挽回および浮上の可能性は十分ある⤴