小学生も 経済オンチの高齢者にも必須の知識【現代経済金融システム】 | 【らくーん別邸】蓬莱山チャンネル~1カ月で体調がグイグイ回復

小学生も 経済オンチの高齢者にも必須の知識【現代経済金融システム】

現在の経済金融システムを理解する上で

絶対に知らないとヤバイ知識とは?

歴史的なターニングポイントは以下の通り

  下矢印

1.1945年「ブレトンウッズ体制」

2.1971年「ニクソンショック」

3.1985年「プラザ合意」

4.1989年~1991年「日本のバブル崩壊」

5.進む日本円売り

6.無限印刷システムMMTの暴走と限界

7.結論

 

 

📝順に補足説明します。

1.ブレトンウッズ体制とは

 究極に噛み砕いて言えば、

 第二次世界大戦の戦勝国となったアメリカが

 世界でドル決済システムを構築し

 お金を勝手に刷れるようにした。

 同時に、ドルへ価値を裏付けるため

 金(ゴールド)と交換できるようにした

(金本位制:金オンス=35ドル)

 ★ドルは世界の基軸通貨になった

 ★原油の取引もドルで行う仕組み(ペトロダラー)

 

2.ニクソンショック

 「米ドルと金(ゴールド)の交換をしない」と

 アメリカが一方的に突然宣言!

 アメリカはベトナム戦争でお金(ドル)が必要となり

 ドルを世界中にばらまき刷り続けた。その後も

 借金して海外(世界中)からモノを買いまくる体制を継続

 これが米の貿易赤字拡大へ

 

3.プラザ合意

 米の貿易赤字を減らす(日本の貿易輸出黒字を減らす)ため

 米の都合で強くなりすぎた米ドルを一旦切り下げて、

 第二次世界大戦の敗戦国の通貨である円・マルクを切り上げた

 ※敗戦復興させるため、これらの敗戦国通貨は

  当初から安く設定され

  「輸出」により儲けるように仕組まれた。

  その結果、日本・ドイツはモノづくり(製造業)中心で

  海外へ自国の商品を輸出し金を稼ぐこととなる

 

 プラザ合意後、日本は外圧により

 金融緩和を強制的に指導され

 お金をばらまき、円を大量発行。内需拡大路線へ誘導された。

 その結果、国内消費は増えたが、想定通りバブルが発生。

 日本は資源が少ないので輸入も増えた(円高の進行)。

 

4.日本のバブル崩壊

 銀行はこれ以上お金を貸したらダメ!というお達し

 「総量規制」が急に設定された(外圧があった)ため

 バブル中は銀行がじゃんじゃんお金を貸していたが

 突然中止命令がでた。その結果、日本経済は崩壊へ。

 

 バブル崩壊までは、銀行はお金をつくって、

 民間に貸していたが、限界がきてもうこれ以上

 民間に貸せなくなった(崩壊の臨界点を意味する)。

 バブル崩壊以降、銀行は政府にお金を貸すようになる。

 

5.進む日本円売り

 バブル崩壊後、日本経済は沈んだまま30年経過。

 現在は日本売りが進行。

 

 問題は、”日本売り”を日本のトップ層が

 止めないで、むしろ外国の都合で

 

 外圧のまま容認し、対策が不十分なまま

 売国状態が加速している点。

 

 日本のトップ支配層は既に

 外国の操り人形で言われるがまま、

 体制維持の前例踏襲するだけの思考停止状態。

 

 傀儡政権のごとく

 言うことを素直に聞く従順な人間が

 トップに担ぎ出され据えられる。

 

 現在も、30年ぶりの円安が進行中。

 日本だけ意図的に低い金利に設定され

 海外の資産・通貨を買うように誘導されている。

 

 その結果、ドルを中心に利率の高い外貨を

 買う人が増え、お金はそちらに流れるため

 当然ドル高と(円が相対的に安く)なる。

 

 日本人は米国債も買わされる

(目先の利率にとびつく人も多い)。

 こうして外国の資産を持つように誘導されていく。

 ※マスコミの多くも目先しか考えてないのでそれを煽る

(外国人である大株主の意向を反映)

 

 こうして日本は通貨安に誘導され、

 あらゆる資産が外国から安く買える環境を

 意図的につくられている。

 

 戦略的かつ意図的に一時円安にもっていく

 ことには賛成。インバウンドを再度盛り上げる

 必要性があるから。

 

 しかし現政権をみると、戦略的ゴールも示さないし

 正直、実行力ある金融政策を

 何もやっていないに等しい。

 

 国・政府・日銀も自国通貨安を放置・容認し

 むしろ推奨している。

 

 日本資産の安売りを国が放置&後押ししている

 という状況はいかに?

 

 もともと日本には資産がないので

 この状況が長くつづけば国の弱体化を招く。

 

 土地、企業、不動産、高級マンションその他

 知的所有権や重要拠点でさえも

 

 どんどん外国に買い占められ

 将来にわたって主権がうばわれていく状況。

 

 従順で真面目な日本人は

 安い賃金で労働をさせられ

 間接的奴隷化と搾取が進む。

 

 裏では、

 平民から絞り取られた税金・お金・資産も

 外国へとどんどん流出する巧妙な仕組みが

 構築されている。

 

 今の日本トップは海外にお金を流出させても

 平気な顔をしている。

 

 企業は内部留保をためこみ

 その利益は、大株主である外国企業へ流れる。

 

 国内では”実質”賃金が上がっていかない状況で

 日本人は劣悪条件で働きつづける。

 

 日本で毎年”パフォーマンス”として

 賃上げや”スズメの涙”ほどの平均時給アップを

 過剰にアピールしているがほとんど意味がない。

 

 重要なのは、可処分所得が増えること!

 これがないと実際の生活は豊かにならない。

 

 そもそも吸い上げられて

 日本にはお金がほとんど残らない。

 

 そのような仕組みが構築されているから。

 そこにメスを入れないといけないのです。

 

 

6.無限にお金を生みだせるMMTの暴走と限界

 何もないところから銀行はお金をつくる

 いわゆる「通貨発行益」。

 やめられないところまで来ている。

 これを一度手にすれば美味しすぎるから

 手放せない。

 

 銀行は無限に通貨を発行し政府へ貸す。

 銀行は利子で儲かる。恩恵を受ける。

 

 国・政府の息がかかった(癒着する業界である)

 医薬品業界、銀行、軍需産業、それに便乗する

 マスコミといった特定産業だけは懐が潤う。

 

 自転車操業のようにお金を回し続け

 借金を増やし続ける現在の金融システムは

 このまま膨張し続けることができるでしょうか?

 

 

7.結論

 自国通貨が大国の思惑と都合で

 極端に安くさせられている

 という現状をまず認識し、

 その中で自身の価値を高めていく必要がある。 

 

 歴史というのはつながっている。

 日本は敗戦国であり弱い立場の

 過去しこりを現在も引きずっているのは事実。

 

 第二次世界大戦後、

 覇権国となったアメリカの都合・一言で

 世界が文字通り動かされてきたし

 

 日本も振り回されてきたと言っても良い。

(ジャイアンには逆らえないのでしょう)

 

注意

 歴史を俯瞰すると、今後また

 一方的な強制的なルール変更

 なされる事態が突然起こりかねない。

 それは想定内に入れておく必要がある。

 

 それが起こるとしたら、今の金融システムが

 ”本当に”臨界点を迎えた時である。

(チャートでいうと「オーバーシュート」)

 

 自国通貨が不当に安く買い叩かれる状況が

 長く続くのは異常だしおかしい。

 (一時的・短期間に"振り子"を振るのは正しい)

 まず今の異常事態に気づくこと。

 円安=インフレ=物価上昇を意味する

 ことを改めて認識すること。

 

 そしてその背景にある歴史の流れは

 日本人として(小学生も含む)

 絶対に認識しておかねばいけないと思う。

 

 歴史のおおまかな流れを理解した上で

 今後どう動くのか?を次に考えることとなります。

 

 📝現状認識と把握→価値を上げて備えよ