森繫久彌氏から学ぶ
森繫久彌氏が息子に次の質問をした。
「皇居前広場で群衆がいっぱい集まってたとする。
そこのお前が紛れ込んだ。さて、どちらの方向が
空いているのか、自分が行きたい方向がどちらなのか
わからない。こんな時、お前ならどうする?」
それに対して、息子は
「皆の行く方向についていく」と答えた。
対して、森繫久彌氏はこう返答する。
「いいか。もしそこにみかん箱が1つあったとして、
それに乗っかれば頭1つ上に出る。
するとよく見えるな。どの方向が混んでいて
どっちが空いているか、行くべき方向がよく見える。
そのみかん箱が”知識”というものだ。」
以上は「知識」についてのお話。
何事も知らないよりは、知っている方が
断然有利にすべてのコトを運ぶことができる。
もっと言うなら、単なる知識のレべルを超えて
俯瞰して判断できる「知見、見識」まで磨くことで
より生きた人生の知恵となる。
<ポイント>
知識→知見・見識→人生の知恵へ