さまざまな生き物の知恵から学ぶ
多様性を大切に!
生き物が生きるための知恵
つまり「生存戦略」を学ぶことは
人間にとって非常に有益です。
商品開発、アイデアの元となっています。
「生き物図鑑」を参照して
以下の生き物から学んでいこう!!
●バクテリアのバイオフィルム
→真空でも活動できる宇宙服
●ヒトスジシマカの針構造
→痛くない注射
●クマムシの休眠状態からの覚醒法
→ワクチン等の長期保存
●アルテミアの休眠状態の卵から覚醒する法
→人間も休眠状態から覚醒
●ヤマトカワゴカイのもつヒトの4倍のヘモグロビン運搬能力
→ヒトの血液への応用
●ノトセニアの低温でも凍らない血液
→細胞や組織の低温保存
●軽くて丈夫な籐のツル
→家具の材料のみならず人口骨にも応用
●ジョロウグモの丈夫な糸
→放射状とらせん状の網目構造は再生創傷に利用
●強力な付着力をもつイガイの足糸
→手術時瞬時に接着
●ハチの巣
→ハニカム構造のステント(閉塞部を堅固に拡張)
●体内で水を吸収し巨大化するクサフグの自己防衛術
→水を吸収して大きくなるハイドロゲル
●ナメクジのネバネバ
→手術の傷をふさぐ
●外部刺激で葉が閉じて垂れさがるオジギソウ
→細胞内の水の移動を利用→胃の内視鏡に応用
●山の斜面も登れるアイベックスの蹄
→山岳用義足
●ニホンヤモリの壁にへばりつく肢
→ぴったりくっつく接着力→ペットボトルオープナー
●軽くて丈夫なケイソウの構造
→ギプス
●アニサキス
→胃にささって薬の成分を届けるドラックデリバリーシステム
●アカゲラ(きつつき)
→脳をぐるっと1周する舌で衝撃から頭を守る
●マツノマダラカミキリ
→振動を嫌う性質→逃避行動として利用
●アブラムシ
→表面は粘着剤→力を加えた時だけ働くべとつかない粘着剤
●ミズグモ
→お腹に空気をためてそれを水中で利用活動
●マダコの吸盤
→空間内の空気を調節することで吸盤の吸着リリースが可能
●イワフジツボ
→水中接着剤
●スケーリーフット
→海中で最強の鱗
●タマムシがコンクリートのひび割れを教えてくれ
枯草菌(こそうきん)がひび割れたコンクリートを修復
●ネコの目
→暗所で見えやすくなる
●ウマノアシガタの花びら
→虫が間違ってよってくる→補足できる
●蛾の目
→モスアイ構造、暗闇でも光を効率的に摂り込める
光の反射防止膜・レンズやパネル
●周囲の色にあわせてカモフラージュ
マガレイ、カメレオン、ハナカマキリ
→対象物を透明に見せる光学迷彩
●アオリイカの色素胞・色素変化(コミュニケーション能力)
→粒子を移動させる、モニター、医療
●松ぼっくりの鱗(鱗片)に種が入っている
→スポーツウエア(汗かくと窓が開き汗がひくと閉じる構造)
●簡単吸着するゴボウの実
→魔法のファスナー(面ファスナー)
●モルフォ蝶
→光る糸
●オオガハス
→水をはじく→傘やヨーグルトの蓋
●水分を吸収する海綿
→洪水被害を軽減
●アオウミガメ
→固い甲羅→災害や外敵から守る
●穴掘り名人のケラ、フナクイムシ
→穴掘り、トンネル堀り
●キノコシロアリの巣
→層状の断熱構造
空気の流れをコントロール
建物のエネルギー効率調整
●サハラシルバーアント
→凸凹の三角柱状の銀色の体毛
太陽光を反射し過剰な熱を体外へ
住宅・衣類・ビル・車
●骨の構造
→重さを効率的に支えるため骨梁構造
骨全体の強度を低下させずに軽量化
ハチの巣のハニカムサンドイッチ構造
●ゴミムシダマシ
→砂漠でも水を効率的に集める背中
水をはじく部分から水を吸収する部分へ水滴となり流れ落ちる構造
●アワフキムシ
→自分の体から出す液体に空気を吹き込み泡立て巣にする
外敵から守り快適な温度
使用する水の量を減らし災害時に役立つ
●ニッポンマイマイ
→汚れがつかないタイルや外壁
●鳥にだけ見える窓
→鳥は赤・緑・青・紫外線を見分ける4色の色覚
ヒトは赤・緑・青の3色の色覚
●クロオオアリ
→協力して大きな荷物を運ぶ
運搬ロボットなどに応用
●チーター
→高速移動可能なロボット
●ヒラムシ
→凹凸道をスイスイ歩いて進める→ロボット
●シマヘビ
→変幻自在に動く→災害救助
●マダラホソカ
→浮袋→ライフジャケット
●ハチドリ
→超小型ドローン
●スナノミ
→ジャンプ力→高跳躍力のロボット
●ハエトリグモ
→6つの眼→深度センサー→メガネデバイス
●ハマトビムシ
→どんな場所で最短距離で移動
→ナビ
●シャコの眼
→光学センサー
普通の節足動物は受け取れる光は5種
シャコの種類によっては16以上受取可
4色と3つの偏光を補足
●オニヤンマ
→複眼
高度な画像システム
→ドローンや空中タクシー
●コオロギの触覚
→空気の流れを感知
敵と反対に逃げる
感覚毛が気流によって動く
気流の駒かい環境変化を測定
●クロオオアリ
→嗅覚臭いセンサー
自分にとって害か益かかぎ分ける
●シロナガスクジラ
→音を使ったコミュニケーション
エコロケーション(自ら音を出して反射により場所や距離を確認)
何千キロ離れた仲間とコミュニケーション可
→遠距離通信
●アブラコウモリ
→超音波で障害物をよける
→視覚障碍者用の超音波センサー
●ホタルの発光
→化学反応
エネルギー変換効率は高く90%
※LED電球でも30~50%、白熱電球10%
●植物の光合成
→太陽光からプラスチック生成
●ヒマワリの種の並び方
→中心から外にらせん状に隙間なく並ぶ
フィボナッチ数列に並ぶ
(時計回りに21列、反時計回りに34列)
面積を最大限に使って多くの種を残す並び方
→効率よく太陽光で発電可
●フナムシ
→複眼
個別のレンズと光を受ける細胞の焦点距離を変える
水を脚から吸い上げる仕組み
クーラー代わりにもなる
●ヤマナメクジ
→ネバネバの粘液を出し体の土や汚れを取り除く
雪や氷がつかない積もらない透明なポリマー材料プラ
●バンドウイルカ
→尾びれを模した潮流発電
潮流によってヒレ板が上下→電気を取り出しゴミも絡まない
※左右の脳が交互に眠る
→人間もそれが可能になれば脳を効率よく使える
●ザトウクジラ
→コブの原理(コブの間を水が流れ水の抵抗を抑える)
→風力発電の羽
空気の流れを制御し効率的に発電
●オオハクチョウ
→逆V字の編隊飛行で省エネ(エネルギー軽減)
空気の流れができ楽に飛べる
●コミミズク
→羽のギザギザ→空気抵抗を減らし省エネ、揺れも軽減
騒音対策のためにパンタグラフにギザギザ
●ミナミハコフグ
→骨格は省エネで速く泳げる
軽量で強靭なフレーム構造
→空気抵抗が少なくなるエコカー
●カワセミ
→くちばしは流体抵抗をおさえる
→新幹線の形 トンネルでも衝撃音減らす
●ホホジロザメ
→サメ肌は飛行機の表面
リブレット構造→航空機や競技用水着
乱流が大きくならず水の抵抗を抑えられる
地球上のあらゆる生き物から学ぼう!
自然界は人間が考える以上に
素晴らしいスタビライザーシステムによって
成り立っている。
人間が手を加えれば加えるほど
自然を無視して人間が考えた机上の計算による
システムには過ちが生じやすく
長期間継続的に存続できず
寿命が短くなる。
自然に学ぶなら
結局、多様性を維持する仕組みを有する組織ほど
長く存続継続できる!