日本からの富の流出 | 【らくーん別邸】体調も運気もグイグイ回復

日本からの富の流出

 

富の流出

 

日本からの富の流出

江戸時代末期にも起こった。

 

このような事態が起こった背景には

日本のトップおよび上層部が

"経済"に対し鈍感であった事実がある。

 

当時、

日本はゴールドをたくさん保有し

財政は豊かであったのだが、

 

黒船がやってきて

海外との交流が開放されると

 

ゴールドとシルバーの交換レートの差により

日本から金の流出がどんどん進んでしまった。

 

当時の日本は海外情勢に疎く

外交にも弱かった

 

アメリカを始めとする諸外国に

いいようにされ

実質的に保有金を奪われ

貧乏国へと押しやられてしまう・・・

 

 

実は、今も

日本の富が流出していると言える。

 

日本のトップおよび上層部が

”経済”に対してまたしても鈍感で

何も対策を講じていないから。

 

それをいいことに

日本人が一生懸命働いたお金が

諸外国にどんどん流出している

 

 

極度の円安放置そして誘導は、

日本の富を海外へどんどん流出させ続ける

このことを国みずからが促進している。

 

日本の富とは、日本の土地・不動産などの

資産・企業そのものも含む。

そして日本国民の資産や貯金も含まれる。

 

これらが安く買い叩かれて諸外国の資本に

割安で買われ(買収され)次々と奪われている。

 

こうして日本は主権を奪われ

どんどん骨抜きになっていくのです。

 

日本国のトップおよび上層部・日銀の

今までの言動をみていると、円安が進むような

ことを行い、諸外国に不当に安く

買ってもらうよう誘導している。

 

これ以上の円安が進みインフレとなり

国民が苦しむことになることは

火を見るよりも明らかで

 

簡単に予想がつくのに、

本質的に国民を守る行動や施策を

何もできない、何もしないのはいかに?

 

インフレにすれば国の借金は目減りするから

国・政府にとってはインフレは歓迎。

 

しかも金融緩和で大量に刷った金は

国民にちゃんと還元していない。

内輪だけで金を回している。

 

だから国全体の経済は浮上しないどころか

ずっと長い間沈んだまま。

 

国民全体からはどんどんお金と資産が

吸い上げられ外国に流れ

日本は貧しくなっていく。

 

成長したくても

原資(資本)が吸い上げられているから難しい。

 

その場の目くらまし(飴玉)である

一時的補助金や時給のわずかなアップでは

 

本質的な改善効果は見込めない。

成長する余力など既にないのだから。

 

円安とは、言い換えれば

円の価値・信用が下がること。

 

例えば、米ドル円が1$100円だったのが

150円になった場合、

 

今まで1$100円で買うことができたパンが

150円出さないと買えなくなる。

これは事実上インフレだ。

 

さらに原油をはじめ、エネルギー価格は高騰し

輸入原材料価格も上がり、商品価格に転嫁される。

 

インフレはさらに加速し

まだ収まる気配が見えない。

 

日本には(潜在除き)実用がすぐ可能な

資源やエネルギーもほとんどないので

割高な輸入に頼らざるを得ない。

 

食料に関しても、

主力の小麦をはじめ輸入依存品が多く

 

円安によって輸入するものすべての値はあがり

もろに生活コスト高へと反映する。

 

しかも、日本における

根本的な資源エネルギー不足問題に対して

今まで十分な開発投資資金を回していない。

 

今も、代替資源や代替エネルギー開発、

レアアース等への投資が不十分な状態が続いている。

 

本来、この本当に重要な部分にお金を

優先的に投資すべきなのですが・・・。

 

当然、円安で儲かる人もいる。

円安は目先のことだけを考えれば

 

輸出とインバウンドで儲けることはできる。

外貨、特に米ドルを買っておけば値上がりする。

但し、これはあくまで短期的な話で旬は短い。

 

行き過ぎた円安が続けば、インフレを加速し

国民全体をますます追い詰め

中長期で確実に国益を損なう

 

一回流出してしまった資産を

取り戻せる保証はないし

実際取り戻すのには困難を極める。

 

大事な資産や資源を一旦握られてしまうと

間接的に支配権を握られ続け

ますます周りの国の言いなりになるしかない。

 

日銀は、手の内を見透かされていて

時々、口先介入くらいしかできず

自主的には何ら動けない。

事実上、他力本願で何もしていない。

 

原油にしてもそうだが

すべて諸外国に舵を握られている。

 

産油国が値上げすると言えば

それに黙って従わざるを得ない。

 

 

<ポイント>

現在、円の価値は下がり過ぎている

それは

信用力低下、国力低下、経済力低下とリンクしている。

 

(本来、1$110円あたりがバランスの良い適温経済ではないか)

 

この円安状態が続けば続くほど

国益を損ない国民全体をますます

苦しめることとなる。

 

国・政府が一番最初にやるべきは「消費税減税」。

これにより消費が活気づき内需が盛り上がる。

経済は上向く。まず勢いをつけることが大事。

 

次に

「円の価値・信用を上げる」対策。

短期的にはすぐできる小手先の円買い介入。

(玉は限られ効果はあくまで短期間と承知)

そして米との金利差縮小。

市場の正常化を意味する実質の「利上げ」も必要。

 

日本だけ緩和継続は異常事態。

異常な金利差が歪みを拡大する。

いかなる方針転換の際にもショックは付き物だが

それを先延ばしにすればするほど

転換した際のショックがでかくなるので

金利の正常化をさっさとやった方が良い。

 

日本はいつも先延ばし、重要な決断を後回しにして

何も決断できず時間だけが過ぎていくことがお家芸。

中長期では代替エネルギー開発へ本気の投資が待ったなし。

石油輸入依存度の低下を進めないといけない。