自分で4を選択する権利を認める
23年間、
3万人の高齢者と直接対話してきた
自分で4を選択する自由
僕は、
自分で死を選択する権利
を日本でも条件付きで
認めてもいいと考えています。
その理由としては、
現場において高齢者の中には、本音で
「もうこれ以上生きたくない」
と愚痴をこぼしてきた人が多数いたことです。
上記の同じ文言を発する方には
2タイプいて、
積極的に生ききった人
(やりたいことはやりきった人)と
将来の希望を失って完全に諦めた人がいます。
前者は、前向きなポジティブ思考で
実際に平均寿命以上生きたし
やることはやりきったし
後継者対策や相続対策も行って
もう思い残すことはない人。
後者は、もう将来に何も希望がないから
これ以上生きてもしょうがないという
諦めモード。今が辛く難病を抱えていたり、
大きなトラブルを長年抱えており、
日々あちこち痛みと格闘してきた方が多い。
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いずれにしても、今の世の中は、
本人の意思とは関係なしに生かされ続ける
というある種の苦しみが存在するのも事実。
本人は生きたくないのに
強制的に生き続けなければいけない、
死ねない苦しみ、
圧力が存在するのです。
特に日本という国では強い。
条件付きで「安楽死オプション」も
日本で議論すべきだと思います。
※昔から死について語るのは
日本ではタブーとされてきた経緯はあり
条件付きとは、例えばこんな感じ。
★平均寿命以上生きた
★3年以上難病闘病中であり悪くなる一方で回復の見込みがない
★客観的データをもとに医師もそれを認めた
★本人もやれることはすべてやったと納得
注意点としては、
若者は適用外であるということ。
若者はいくらでも再生・やり直しが可能であり
単に経験知識不足や勉強不足で
視野が狭くなって選択肢が見えていないケースが多い。
安易に4を選択して価値ある命を無駄にしてはいけない。
まずは平均寿命以上生きるようがんばってみる。
とにかく、
条件付きでも良いので
自分で死を選択する権利について
考える場や機会をもっともうけるべきと考えます。
できれば、高齢者になる前に考えておくべき
重要な議案なのです。