後継者に誰を指名するか？

あなたが承継する時、誰を指名するか？

会社でもお店でも、家でもいい。

もし、あなたが経営者やトップ・長であり

そろそろ事業継承を考えないといけなくなった時

誰を指名するか？

それによってあなたの人間としての器だけでなく

後の事業の存続をも左右します。

思い出すのが

古代ローマの五賢帝の時代。

統治が非常にうまくいっていた。

その理由の１つに

後継者の指名・人選が良かったから

ということが大きいと思う。

一方、五賢帝最後の皇帝となった

マルクス・アウレリウスは後継者選びに失敗。

素質がない息子を後継者に指名してしまった。

この人選は失敗し

この後、ローマは一気に衰退へと向かう。

次の後継者は、実子では絶対ダメだと

言っているのではなく、

能力がない実子の実力が過剰に評価され

まわりからもかつがれ

組織にとって不祥事を起こしてしまうことは

歴史上幾度となく繰り返されている。

体制を引き継ぐ能力をもつ為政者・トップは、

後継者となるべき人物の真の実力を見抜く力を

もっていないけない。

実子を人事で優遇したり、誰がみても不公平な待遇を

したりするトップには、眼力とその器がない。

そのようなトップは、すぐに下ろすべき。

誰を次のトップに据えるか？指名するか？で

今のトップの器がわかる。国も企業も本質は同じ。