儒教の歴史から論語までざっくり
孔子に学ぶ
論語は教養の1つです!
「論語」と言えば、孔子。
孔子は、紀元前552年(or551年)に魯の国に生まれる。
父は下級武官、母は祈祷師。
74歳まで生きたとされ、身長は2mあったと言われる。
53歳にして国政に失望し10数年流浪生活。
常に人間として、人としての形成をすべきと説いた。
真心と他人への思いやりを心がける。
孔子は、五経(易経・詩経・書経・礼記・春秋)を整理。
儒教の歴史としては、
中国「漢」の時代に国教となった。
紀元前3c頃、道教(漢民族の伝統民間宗教)が興る。
そこに仏教も広まる。儒教は存在感が薄くなる。
しかし10c、宋の時代になると
儒教の教え+仏教+道教の融合により宋学が生まれる。
宋学は体系化され朱子学(気と理の二元論)となる。
朱子学は四書(大学・中庸・論語・孟子)を重視。
四書の中の「論語」は、
その後日本や朝鮮に影響を与える。
「論語」とは、孔子の教えをまとめたもの。
19cになると、世界的にグローバル化が進み
儒教思想は民主化や近代化を遅らせ妨げる
ということで批判されるようになり
中国では一時衰退。
論語と近代日本との関わりは
今話題の渋沢栄一の
「論語と算盤」を読めばわかる。
1840年に生まれた渋沢栄一は、
日本資本主義の父と呼ばれる実業家。
事業は道徳・倫理をたずさえて行うべし
と提唱。利益をあげれば何してもよい
という考えには警鐘を鳴らした。
経済だけでなく、人としてのあり方も重要。
真心と思いやりの心が失われつつある昨今、
「論語」を読み返す絶好の好機だと思っています。
「論語読みの論語知らず」
とならぬよう、
日々実践に生かしてゆきましょう!!
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