西洋美術史の流れザックリ【古代ギリシャ・ローマ~19C】
西洋美術史をザックリと復習
古代ギリシャ・ローマ
アレクサンドロス遠征でオリエント文化融合(ヘレニズム)
中世初期キリスト教
神の姿の偶像崇拝禁止→東ローマ帝国で聖像画(イコン)
11~12C ロマネスク
ローマ風(ローマ美術+ビザンティン)修道院で発展
12C ゴシック
(フランス発)ステンドグラス使用で壮大な修道院
14~16C ルネサンス
イタリア 古代ギリシャ・ローマ文化復興
人間の美しさ、タブー(裸)も表現
レオナルド、ミケランジェロ、ラファエロ
18C バロック
宗教改革で劣勢となったカトリックが復権狙う
カラバッジョ
ロココ
(フランス発)軽薄、軽妙酒悦、室内装飾、貴族趣味
ブーシェ
19C
新古典主義(フランス革命前)
大げさなバロック、軽薄なロココを批判→倫理を求める
古代ギリシャ・ローマ美術のみの古代回帰
ダヴィッド
ロマン主義
新古典主義に対抗、市民革命→個人の自由尊重、多様な美を認める
ドラクロワ
写実主義
(フランス2月革命)日常的、現実的、
目の前の現実ありのまま、労働者や農民にスポット
クールベ
自然主義
自然や人々の生活を真剣に芸術対象とした
ミレー
印象主義
写実や自然主義が労働者の悲哀にスポット
一方で印象主義は都市の明るい面にスポット
新しい風景画
マネ、モネ
📝
上記の流れをみて分かる通り
美術は、世相やその時代の情勢と
大いに関連している。
過去や既存を否定し
新しいものを生み出そうとする改革者たち
によって進化をとげてきた。
しかし、それが行き過ぎる(偏りすぎる)と
定期的に一旦”古き良き過去を見直そう”!
という流れが起こる。
こうした歴史の必然的な推移は
ある周期をもって繰り返されてゆき
歴史として刻まれていくと思います。
歴史は本当に面白い!
特に、美術や美しいものを見ることは
心の栄養となります。
年始の今こそ心に栄養を~