ヤナギの話
ヤナギの木
昔から近所にあったヤナギの木が
だいぶカットされて小さくなりました。
※写真の真ん中付近
ヤナギの葉や樹皮は
古代ギリシャ・ローマの時代から
鎮痛・解熱効果があると認められ
珍重・使用されてきました。
有用成分は、サリチル酸で
ヤナギを意味する”サリクス”に由来。
但し、サリチル酸には副作用があって
胃の不快感・吐き気や胃潰瘍などを引き起こす。
1897年(今から120年ちょい前)ホフマンは
サリチル酸のアセチル化に成功。
これが今も鎮痛薬として使われてる
アスピリンです。
有名な頭痛薬「バッファリン」にも使われている。
副作用は減ったとはいえ、アスピリンにも
胃腸障害や腎障害のリスクはまだ残る。
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基本的には、副作用の全く起こらない薬はない
と覚えておきたいところ。
1つの症状を抑え込むと、体の他の箇所に
そのしわ寄せがいくことも念頭に。
但し、優先順位の高い症状を抑えるには
もちろん、それに最も有効なものを
選択することが必要です。