為政者の交代からわかること【歴史】
癒し王ふじです。
歴史を遡ってみていくと
為政者が交代する時、
だいたい
前任者とはタイプが異なる性質
(逆のタイプの性質)を
持っている人が次に選ばれます。
例えば、日本の歴史において
足利義満の後は、足利義持などなど・・・。
政策も同様で、江戸時代でいえば
田沼意次のイケイケ重商政策の後は、
松平定信の厳しい質素倹約による
寛政の改革がなされる。
直近のトップの移りかわりをみてみよう。
(良い面・悪い面) ※ひと言で簡潔に
前々首相(大盤振舞経済活性・但し金の疑惑噂あり)
前首相(実直不言実行・但し口下手説明不足強行で敵増)
現首相(敵作らず根回し傾聴説明・但し無責任実行力不足遅い)
基本的には、
前任者の不足していた欠点を補う方で
次のリーダーが登場してくる。
この流れでいくと、この次の新しいリーダーは
将来への投資ができて
変化に対応できる実行力をもつ人物が選ばれる。
そしてこのタイプの側近には万が一の暴走を
戒めることができる人を置くべき。
それらすべての分野において
完璧に精通した人間などこの世にいないし
すべてを完璧にできる君子・リーダーなど存在しない。
僕も、相手には完璧を求めたりはしない。
それぞれ人はいい面もあれば、わるい面も当然ある。
仮に、
最初は偉大なる人物で
完璧なリーダーであったとしても
途中から君子豹変することもある。
唐の李世民のように・・・
初期の李世民が行ったように
自分を戒める存在かつ知見ある「右腕」を側近に置く
ことが重要ではないか?
一流の会社には
凄腕の右腕がたいていついている。
今でいう「参与」に当たるかも知れない。
忠告や助言を、豊富な見識からモノ申す人の存在
そして弱点を補える仕組みを作っておくことこそ
いかなる組織において今後求められると思います。
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