年を重ねるにつれ〇〇が現れる!
何が現れるでしょうか?
癒し王ふじです。
仕事柄、毎日いろいろな高齢者の方と
触れあうのですが
こんな話を聞いたことがありますか?
年をとるにつれて、
だんだん自分勝手になったり、
乱暴になったり、暴言はいたり・・・
いわゆる”粗暴になる”人に
結構な確率で出くわすのです。
実際、1つの老人施設に
だいたい一人はいます。
昔はそんなんではなかったのに・・・
すっかり性格・人格が変わってしまった・・・
と周辺の人がよく言うのですが
それは認識が正しくありません。
実は、年を重ねていくにつれて
前頭葉でのコントロール力が弱くなってきます。
もちろん個人差があります。
前頭葉でのコントロール力とは
簡単に言えば、
人として感情をすべて出さずに
ちゃんとその場にあうふるまいができる力のこと。
若いうちは、
前頭葉でセルフコントロールできていたものが
だんだんと制御できなくなってきて
感情をあらわにして、とんでもない行動をしたりします。
幼少期の子どものような行動をとるケースもあります。
もともと備わっていたその人の本性は、
制御下に置かれていれば、
問題行動は(表向きには)表出しません。
但し、大酒を飲んで酔っ払ったり、
突発的事態でテンパッった時など、
通常の制御機能が働かなくなった時は
一時的に本性・本能がむき出しになることはあります。
性格や人格が変わってしまったのではなく、
もともとそういう性格や人格をもっており、
それは今までオブラートで包まれて制御下にあっただけ
なのですが、その制御力が弱り緩んできたせいで
本性がむき出しになり、表出してきたのです。
それがわかると、無理やり対症療法で
注意して叱ったり、強引に変えようと従わせるのではなく
もともとの性格を考えて、それを上手く利用して
いなす手法を取り入れた方が良いと思われます。