「日露戦争」と「インパール作戦」と「今の日本」と・・・ | 【らくーん別邸】蓬莱山チャンネル~1カ月で体調がグイグイ回復

「日露戦争」と「インパール作戦」と「今の日本」と・・・

皆さん、日露戦争をご存じですか?

癒し王ふじです。

 

日露戦争は、一般的には

”日本の辛勝”ということになっていますが・・・

 

実際は、

両軍とも疲弊して戦える状態ではなくなったため

アメリカが仲介に入り、実質”痛み分け”という結果。

 

したがって、

日本は賠償金なし。南樺太の割譲や一部地域の

租借権を得るも、犠牲と損失の方がはるかに甚大であった。

戦費による借金もかなり増大。

 

因みに、日本の戦死者数はロシアより多く

本や資料により多少異なるが、約8万~11万人

の尊い命が犠牲になった。

 

とにかく、利よりも損失が大きく出たということ

を決して忘れてはいけません。

 

<日露戦争時の問題点>

★大本営が現場の戦況を十分把握せず

 現場の声に耳も貸さず、的確な戦略提案をできなかった

★旅順・203高地の激戦では

 無茶な強行突撃を繰り返し、犠牲者を無駄に増やした

★大本営は当初から敵を甘くみており

 シミュレーション・想定も甘かった

多大な実費と将来への借金を背負い込む

 多くの国民の命の犠牲と引き換えに、一部の上層部は昇進

メディアを利用し、戦果を盛って強調

 耳障りのいい都合のいいニュースだけを国民に流す情報統制

 

過去記事:ミッドウェー海戦から学ぶ

過去記事:世界史&日本史の流れから学ぶ

過去記事:2000年を超える日本史から学ぶ

 

ガーン

2021年、今の日本はどうだろう?

日露戦争時と酷似していないか?

 

★トップおよび司令部は医療現場の状況を理解せず

 現場の悲痛な叫び声に耳も貸さず

 迅速かつ的確な策や対処法を何1つ立案・実行していない

効果のない戦術(非常事態宣言や自粛・お願い)を

 単純に繰り返すのみで、何ら手を打たず放置かつ無策

 これでは犠牲者は増える一方

★司令部は敵(ウイルス)を当初から甘くみすぎており

 シミュレーション・想定も抜け穴だらけ。甘い楽観論にスガる

 守備(=ワクチン確保)も遅れ、ガード(=海外との出入り・検疫)も甘く

 すべて事後対応(きちんと事後対応すらできていない)

戦況が変化したにも関わらず

 当初の甘い計画にこだわりつづけ、リスク回避策が不十分なまま

 オリンピックを強引に推し進めたことで、

 多大なコストと将来へのとてつもない借金を背負い込む

 多くの国民の命を無駄に犠牲にする(対応誤りによる人災)

 (大多数の一般国民にメリットはなく、費用は税金で負担させ、

 一部の上層部関係者のみ利権で美味しい思い)

★本当に国民が知るべき大事な情報は流さず・説明もせず

 政府に都合のいい情報だけ目を向けさせる

 オリンピック戦果だけを強調

 

 

当時と同じようなことをやっているでしょう?

結局、上層部の本質が明治時代から

変わっていないということ。

 

多くの国民を危険な状態にさらしっぱなし

犠牲者を多くだし続けていても

国民に対するまともなフォロー(補給路)もなく、

上層部は身銭切らず、まるで他人事である。

おまけに金銭の将来的負担まで国民に負わせる算段。

 

これはあまりにもひどすぎる

トップ&上層部は、実行責任と説明責任の

二つとも全く果たしていない。

一般国民の命のことなど

”使い捨てのコマ”ぐらいにしか思っていない。

 

国民のことを本当に考えた救済策を

何1つ行っていないのが事実です。

先進国の中でも、日本は最低です。

 

多くの政治家も官僚も

自らの保身と出世しか考えていない。

腐敗が著しい。

国民のことなど全く考えていない。

大事な人財であるはずの国民を見捨てている。

 

トップの無策無能ぶりは

状況を日々悪化させる一途であり

安心安全を提供するどころか

逆に不安危険を増幅させただけ。

 

 

メモ

因みに、日露戦争後に何が起こったかというと

国の増税に対し、さすがに国民は怒り心頭

日比谷焼き討ち事件などの暴動が起こりました。

 

ただ1つ

日本にとってその時”幸運”だったのは

第一次世界大戦が起こり、日本は戦場とならず

逆に日本からの物資の輸出が増え、

景気が急回復したこと。

これで日本経済は一旦元気に立ち直ったのです。

 

 

2021年の今後予測では、

2カ月後には、一旦ウイルスの勢いは下がる。

しかし、国・政府の「無策および対応遅れ」により

本来出なくも良い犠牲者が、

しばらく増え続けると想定される。

ある程度の犠牲者は国・政府にとって最初から想定内か。

 

残念ながら

犠牲者の数は、政府・トップの無策ぶりを反映し

それに比例するのです。

 

 

<補足>

皆さん、インパール作戦もご存じですか?

 

もし、知らないと言う方は

教科書にはあまり詳しく書いてないので

サーチ「インパール作戦」を

ネットやYouTubeで検索してみてください。

 

インパール作戦は、

いかなる犠牲を払っても

精神的価値として続ける意義があったのか?

 

指揮した牟田口司令官は、

適切な補給路の確保なし

短期決戦を目論み

強引に無茶な作戦を立案、実行に固執。

 

牟田口の無謀すぎる作戦の大失敗により

武器も食糧も補給なき状態で、

さらにマラリア感染が広がり

約3万人以上の命がムダに奪われた

 

 補給なし、適切なシミュレーションなしでの

 作戦強行はあまりにも無謀である

 

日本のお家芸である”短期決戦”を

この時も目論んだ。これはいかにも甘すぎる。

すべてうまく事が運んだ時のシミュレーションしか

していなかった。

 

かつ、現地の状況把握(地形、天気等)、

情報も不十分で

戦況の変化にまったく対応できなかった。

 

しかも上層部は、作戦失敗の後、責任をとらず

失敗責任を曖昧にし、自らの保身と組織の

防衛に終始した

 

インパール作戦を失敗した時と、

今の状況はかなりかぶっている。

今現在も、相変わらず甘すぎる想定

国民には十分な給付や補助もない

 

まるで弾薬と食糧なく、補給路を断たれても

国のために働け!玉砕しろ!と

命令された旧日本軍と同じ。

 

こんな状態が続けば

今の日本、この先も治安悪化は避けられない

国民のストレス・不満はかなり溜まっており

既に我慢の限界に来ている。

 

今後は、更に全国各地でモラルは低下

国の命令にわざと逆らう人、

自分勝手に行動する人も増えていき、

デモ、強盗、万引き、傷害事件、人身事故

なども増えるでしょう。

 

このような治安悪化は、国・政府の無策が真の原因

引き金となっていることは、昔からよくある話です。

 

本

多くの日本人は、テスト勉強や対策ではない

歴史の本質をちゃんと学んでいません。

同じ失敗を繰り返し

国民の犠牲を増やし続けている

 

 

上差し失敗の本質を学ぼう。ためになる1冊です。

繰り返しいいますが、

先人たちと同じ失敗を繰り返してはいけない

 

 

歴史を忘れてしまった人は、

是非もう一度、日露戦争、インパール作戦とは

一体何だったのか?そこからどんな教訓を得られるのか?

どうしたら同じような過ちを避けることができるのか?

今、どうすべきか?

調べて、自分なりに考えてみて下さい🙇

 

 

<間違った判断を防ぐために知っておきたいキーワード>

★プロスペクト理論

★現状維持バイアス

★損切りルールの設定