中国王朝の交替の歴史から学ぶ | 【らくーん別邸】蓬莱山チャンネル~1カ月で体調がグイグイ回復

中国王朝の交替の歴史から学ぶ

中国の王朝交代の歴史を振り返り学びます。

癒し王ふじですメモ

 

政祭一致の「殷」が滅びた主な原因は、

『史記』によれば、王(暴君)が女におぼれ、

一言でいえば不徳・悪政による。

 

諸侯を統一する軍事的盟主としての

「周」が滅びた主な原因は、『史記』によれば

暴政に抗議した国じゅうの民が王に背いた。

王は亡命し、共和政をしいた。

その後、内紛がおきて分裂

 

春秋戦国時代は、諸侯が割拠する時代。

盟主=覇者が誕生。

戦後時代、諸侯は王を名乗る。

 

戦国の七雄の中で、秦が一躍

強国の仲間入り。

強力な中央集権体制ルールつくる。

 

始皇帝が没した後、

強力すぎる急速な1強集権体制のタガがゆるみ

多くの群雄が激突。

最後に、項羽と劉邦が残り

最終的に、人望にまさる劉邦が勝利し

前漢を開いた。

 

抑圧政策と度重なる粛清で、

皇帝と諸侯王の間には緊張発生。

大規模な反乱(呉楚七国の乱)が起こる。

鎮圧し、武帝の時代にさらに抑圧政策と

中央集権化

 

前漢の末期、幼い皇帝にかわって

外戚の王氏が権力を握った。

徹底した中華思想で、民族は反発。反乱を起こした。

辺境も、国内も不穏な空気。

農民の反乱が各地で起こるも、光武帝は鎮圧。

 

後漢は、地方豪族の力がだんだん強くなる。

後漢末は、出世欲の強い外戚、宦官と

正義派官僚の間で対立が激しくなる。

宗教結社の紅巾の乱おこる→鎮圧するも

群雄割拠の内乱状態へ(三国志の時代)

 

魏の曹丕は、献帝にせまって禅譲させ

魏王朝を成立させる。

蜀、呉も自立の意志を表明。

その後、魏は蜀を滅ぼし、

司馬氏は魏を滅亡させ晋(西晋)王朝成立。

呉も滅ぼす。

 

西晋の二代目は皇帝は、暗愚

帝位をめぐり武力衝突繰り返す内乱(八王の乱)

再び群雄割拠の時代へ。

諸王は競って兵備の拡大へ。

 

外に目を向けていなかったため

北方民族を招き、五胡(5つの民族)十六国の時代へ。

五胡の自立で、西晋は滅亡。

短命の王朝が続く。

南北朝時代へ。

 

北周は英明な武帝が没する

命運つき、外戚の楊堅(文帝)にとってかわられる。

のちに隋となる。

隋が天下統一し中央集権つくり租税の原型もつくり、

優秀な人材を確保しようと画期的な科挙制度をつくる。

 

しかし、高句麗遠征の失敗、

大土木工事(大運河建設)で国力著しく損なう

2代で終わる。

 

乱をきっかけに、隋の支配体制は崩れ

群雄割拠の時代へ。

勝ち残った李淵が唐王朝を創設。

律令制ルールをつくる。

 

二代目太宗(李世民)の治世は貞観の治

平和が続いた。

緩やかな異民族支配をした。

裏では武力による威圧を行っていた。

 

北周~隋~唐は、漢化がすすんだ鮮卑族の血が

濃い。開放的な空気。則天武后(女帝)の時代。

 

玄宗の在位は45年、前半は名君主だったが

後半は楊貴妃にうつつを抜かし政治を顧みなくなる

その間、権力を強めた者同士の争い(安史の乱)

 

政策無視の派閥争い、宦官の専横が続き

皇帝は力なくなる。

 

唐の滅亡→古代十国時代、再び群雄割拠の時代へ。

将軍が趙匡胤を擁立し宋の誕生。

 

皇帝独裁体制の確立と、科挙の改定。

遊牧民である金が国境をこえて中華支配。

 

宋の政策は旧態依然で、財政状況は厳しく

契丹と西夏に対する軍事支出が大きく

更なる窮乏化。

新法・旧法党による争いがおき滅亡へ。

 

モンゴルが登場し、侵攻。

周辺諸国は恭順。

南宋は派閥間の争いで弱体化。

 

元は、モンゴル人第一主義で漢民族の不満をため

それに自然災害+仏教保護+帝位継承争いが加わり

財政難→交鈔乱発→経済混乱+社会不安

→白蓮教による紅巾の乱→滅亡へ。

 

群雄の中から最後に勝利した朱元璋が明をつくる。

宋以上に皇帝の独裁体制へ。

 

洪武帝は、後漢や唐が宦官のもたらす害によって

衰えたことを鑑みて、重用しなかった。

永楽帝は、鄭和をはじめ有能な宦官を適材適所に配置。

永楽帝まではしっかり統治していたが、それ以後乱れる

明代末期は、宦官がやりたい放題

中枢で腐敗・堕落が進む。

 

明は、宦官の専横、官僚の抗争、自然災害もくわわり、

財政の悪化→重税→農民の武装蜂起→李自成の乱→滅亡

 

明の朝廷で腐敗、地方で反乱頻発。

ジュシェン族の台頭。

ヌルハチ(族長)が民族の枠を越えた大帝国「清」として統一。

その後、西洋列強の侵略を許していく・・・

 

<よくあるパターン>

★1代目が強力な中央集権体制を確立しても

 没した後、2代目がダメで亡ぶ

 

★2代目以降も続くが、トップが暴政・悪政・不徳で

 反乱がおこる

 

★2代目以降も続くが、トップが無能・実力がないため

 外戚が実質的な権力を握り専横。内部での争いが起こる

 

★国の内部がガタガタになると、異民族がそのタイミングで

 侵入してくる

 

サーチ

同じ轍を踏まないように処方箋を作る

ことが、歴史から学ぶということ。

 

<中国王朝交代の流れを復習>

夏→殷→西周→東周・春秋戦国→秦→前漢→後漢→

 

→三国→西晋→東晋→南北朝→隋→唐→五大十国(遼)→

 

→宋(遼)・南宋(金、西夏)→元→明→清→中華民国→中華人民共和国

 

<共通法則>

農耕→都市国家成立

王朝交代は禅譲と放伐

理想的な王様が続いた後→世襲→ダメな王様→女性に溺れ→潰れる

神秘性=権威=手が出せない 血のつながりによる権威

財政悪化→増税→反乱→滅亡

理念がないと国は滅びる

金品で平和を買う

主戦派と和平派に分かれる

まず経済活動→文治主義できる