14のキーワードで日本の歴史を振り返りつつ、今後の歴史を展望
日本の歴史を14のキーワードで振り返る
1.新制度ができて一定期間うまくいくが
崩壊後は無秩序に。この時、権力支配層もとって代わる
例 律令制度の崩壊→無秩序へ。武士の時代
封建制度崩壊→武士の時代おわり
2.独裁的に権力をもつ者が現れると
やりたい放題になる(驕りが表出)
その後、反対勢力にひっくり返され(暗殺など)取ってかわられる
例 蘇我氏
僧侶 道鏡
藤原氏の摂関政治
荘園の管理人
院政
平清盛の天下→死後、平氏は源氏に討たれる
北条氏独裁→御家人は借金ふえ領地は減る→後醍醐天皇立ち上がる
3.外圧や天変地異により日本国が弱体化しピンチに
例 蒙古襲来
黒船来航から日米不平等条約締結
大飢饉
4.借金チャラ政策は一時しのぎ
例 蒙古襲来後、武士の借金チャラ(永仁の徳政令)
→効果は一時的で幕府は衰退
天保の大飢饉で、幕臣の借金チャラ(棄捐令)
→水野忠邦の天保の改革は2年で失敗
5.権力者は自分達が支配するのに都合のいい制度をつくる
例 北条 六波羅探題 御成敗式目
豊臣秀吉 惣無事令 トップダウン
徳川 武家諸法度
6.体制が大きく変わる大変革期は、国民も大きく二分する
バトルを力で制した勢力が次の歴史をつくる
例 飛鳥時代 仏教勢力VSアンチ仏教
八月十八日の政変 尊王派長州VS公武合体薩摩藩 ※一時敵対勢力が手を組むこともある
大政奉還 明治維新 新政府VS旧幕府軍
明治政府 海外派遣組VS国内組
自由民権運動 国会をすぐ作るVSじっくり時間かけて作る
7.節約主義(保守)と商業主義(自由)は
交互に繰り返し世相として現れる
どんなに素晴らしい政策でも時代の変化とともに
必ず機能不全に陥り、大きな改革が必要となる時が来る。
例 新井白石不評→吉宗「享保の改革」→田沼の商業主義→松平「寛政の改革」→天変地異→水野「天保の改革」
権力支配者は厳しくしすぎて弾圧すると反乱を招く(例 慶安の変 安政の大獄→桜田門外の変)
8.資源や財産・資産の奪い合い、権力・後継者争い(兄弟、親子での殺し合い)は昔から存在する
例 邪馬台国~ヤマト政権 コメ用の土地をめぐる争い
壬申の乱
鳥羽法皇の死後の争い
応仁の乱
関ケ原の戦い
9.大国や大きな権力あるものに対して貢物でご機嫌をとる外交
例 倭の五王 貢物を定期的に送る
明に貢物を送る 日明貿易
10.その時の進んだ外国のやり方・システムを真似・吸収して取り入れる
その後、日本自力で文化や政治を育む時期がくる(為政者が安定した政治) ※交互に来る
例 大宝律令 (吸収) 中国に学べ!
遣唐使 (吸収) 中国に学べ!
平城京(吸収) 中国に学べ!
遣唐使の廃止(自力)
国風文化(自力)
桃山文化(吸収) 世界各国から学べ!
元禄文化(自力)
化政文化(自力)家斉政権安定
文明開化(吸収) 西洋に学び追い付け!
11.権力者は重税で税金集めをしたい一方で税逃れとの攻防
例 大宝律令(税システム)
荘園から税を徴収
12.争いごとをうまくとりまとめた人物はその後、権力を握る
例 平清盛
足利義満 南北朝統一
13.貿易で金儲けする
例 平清盛
足利義満 日明貿易
豪商 桃山文化
第一次世界大戦 ヨーロッパへ輸出増(日本)
朝鮮戦争 輸出増(特需景気)日本
14.好景気の後は、不況が来る。不況の後は好景気が来る。
例 第一次世界大戦の後、昭和恐慌→世界恐慌
バブル景気の後→崩壊
歴史が物語る上記14の項目は、
キャストをかえて、
今後も同じように繰り返されるでしょう。
<キーワード>
1.現制度崩壊後、新しい支配層が誕生
2.権力集中した為政者は一時的にやりたい放題も、必ずその後倒される
3.外圧や天変地異により日本国がピンチに陥る
4.借金チャラは一時しのぎの政策
5.時の権力者は自分達に都合のいい制度をつくる
6.大変革期に、国民は2分する
7.節約主義(保守)と商業主義(自由)は交互にあらわれる
8.資源や財産・資産の奪い合い、後継者争いは定期的に起こる
9.大国や巨大な権力あるものに対しご機嫌とりの外交
10.先進外国のやり方・システムを適時、真似・吸収して取り入れる
11.権力者は重税で税金集めする一方、税逃れとの攻防
12.争いごとをうまくとりまとめた人物は権力を握る
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