世阿弥「時の調子」に学ぶ
こちらでも、世阿弥を引用しています。
世阿弥は言います。
「時の調子を大事にせよ」!と
「時の調子」とは?
その日の役柄
自分のコンディション
相手役の息と気合い
観客の数から演能の場
季節から風向きから温度・湿度
これらあらゆるデータをコンピュータにいれて
最善の音程を決めて謳いだせ!
と世阿弥は述べているのです。
600年以上も前、もちろんコンピュータもない時代に
世阿弥の頭の中では
現在のコンピュータをしのぐデータの整理と統合が
行われていたと推測します。
現代の東洋的医療におきかえると
カルテをつけて四診を経て
その日の最適施術を行うことに相当します。