アリストテレスが教えてくれる判断のモノサシ
アリストテレスは数々の名言を残しています。
ニコマコス倫理学から1つを紹介します。
「人は意図的に行われた行為については
賞賛または非難を受けるべきであり、
意図に反して行われた行為については、
許しと憐れみを受けるべきである。」
by アリストテレス
非常に含蓄ある言葉で
僕の印象に残っている名言です。
上記の逆のケースを考えてみましょう。
例
意図的でない行為で、たまたま
結果がでた
あるいは
タナぼたで、努力してないのに
ラッキーな結果がでた
というような場合は、賞賛されるべきではない。
例
意図や意志がない偶発的行為によって
そのことを知らなかったために
何か悪いことが起ってしまった時は、
許すべきである。
偶発的な受動的な事故も憐れむべきである。
例えば逆に、
自分の意図で時速200キロで暴走し
事故った場合は、自責。
<まとめ>
アリストテレスの言葉は、
本質をついており
日常で起こる出来事の判断・判別する際の
モノサシになるでしょう。
★意図的な良い行為→賞賛
★意図的な悪い行為→非難
★意図的ではない悪い結果(偶発的事故など)→憐れみ許す
的確な判断ができれば
人生は必ずよい方向に進みます!