「難経」七十五難  肝実肺虚  | 【らくーん別邸】蓬莱山チャンネル~1カ月で体調がグイグイ回復

「難経」七十五難  肝実肺虚 

もっとも有名な難経七十五難
東方実し、西方虚すれば
 南方瀉し、北方補う

あん摩マッサージ指圧師の
癒し王ふじです


東洋医学に携わる方は、
一度は絶対に目にしているはずの言葉です。 

現場の施術において
多角的にいろいろな治療法、診立てを

立てれるか?は重要です。

ポイントは、
虚実
補瀉
五行の相性
五行の相剋


簡単に補足します。

補瀉の原理からいえば
実は瀉し、虚は補うのが原則。

したがって、
肝を瀉し、肺を補う。

五行の相性の原理からすれば
母が実している時は、
その子を瀉す。

したがって、
肝の子である心を瀉す。

五行の相剋の原理からすれば
虚している肺を補いたい。

肺を補うためには
相性の原理からは
腎を補い

相剋の原理からは
心を瀉す。


まとめますと
方角と五臓を五行にあてはめれば

 東方である肝が実していて
 西方である肺が虚ならば

 南方である心を瀉し
 北方である腎を補う


となるのです。
これはほんの一例ですが

上記のような考え方・見方は、
施術をする上ではとても大事。

付け加えますと、
臓器同士は連携していて
絶妙なバランスの上に
健康、生命は成り立っている
ということ
です。

臓器同士のバランスが崩れると
体調も崩れます。


五臓のみならず
体全体のバランスも整えよう



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