今週スポットを当てたのは鹿児島県日置市にある
日本三大砂丘の1つ
吹上砂丘の高台に建つ『嘉之助蒸溜所』です。
ウイスキー造りを行う建屋は、周囲の景観にも
配慮された設計で、内部に3基の蒸留器が
設置されおり、焼酎造りで培った多彩な
原酒造りからバリエーション豊富なウイスキーを
生み出しています。
最初に紹介されたのは『嘉之助/かのすけ』
KANOSUKE SECOND EDITION 2021。
『嘉之助蒸溜所』のコンセプトの
「MELLOW LAND MELLOW WHISKY」を具現化した
ウイスキーで、オーク樽で寝かせ3年熟成の原酒と
合わせたリッチでスイートな味わいのウイスキーです。
『嘉之助蒸溜所』の母体になっているのは
明治16年創業の『小正醸造/こまさじょうぞう』で
ウイスキー造りの原点となったのがこちらの
「メローコヅル エクセレンス」
「メローコヅル」は6年もの間、オーク樽で
長期樽熟成させた米焼酎で、当時、焼酎は
瓶で1~3ヶ月熟成させ直ぐに出荷するのが一般的。
世界の蒸留酒と同様に、焼酎も寝かせれば美味しくなる
という確信の基から生まれた焼酎です。
今では『小正醸造』を代表する焼酎になっています。
『嘉之助/かのすけ』
KANOSUKE FIRST EDITION 2021。
『嘉之助蒸溜所』初の
シングルモルトジャパニーズウイスキーで
上で紹介した「メローコズル」を熟成させた
アメリカンホワイトオークリチャーカスクで
原酒を造り、複数の樽をヴァッティング、
カスクストレングスでボトル詰めしています。
『嘉之助蒸溜所』の始まりを感じさせる1本です。
【ウイスキーに合わせたいお薦めおつまみ】