こんにちは

 

ずっと順番待ちしていた本

ようやく借りられました

 

 

 

 

2021年に亡くなった山本文緒さん

癌で余命告知されてから

亡くなるまでの日記です

 

こう聞いたら「読みたくない」と

思われる方もいらっしゃるかも

しれませんね

 

10年前なら私も読みたくない方

だったと思います

 

けどここ5年ほどで

母、伯父、愛犬、祖母と見送り

「死」とはを考えるようになりました

 

勝手に安らかに穏やかに

看取ることができるものだと

思い込んで生きてきましたが

必ずしもそんな風にはいかないこと

 

どんなに心の準備をしようとも

心が痛くてしょーがないこと

 

「死」はいつも私の予想を

軽くこえてきます、ツライ方向に

 

余命宣告ってどうなのかな?

それを聞いたご本人の気持ちの変化

そんなことがわかります

 

日記の中に、少し前に読んだ『自転しながら…』の話も出てきました

 

治療の詳細などは書かれていないので

「闘病記」という感じは薄く

 

悲壮感に満ちすぎてもいなくて

(どうしたって悲しみはついてくるけど)

山本さんにしか書けない

日記だと感じました

 

最後の方はさすがに読んでいて

苦しかったですが…

でもやっぱり読めてよかった

 

月並みかもしれませんが

生きてる「今」を大切にしようと

改めて思ったし

 

周りの人も大切にしよう

やりたいことしっかりやろう

山本さんの未読作品読もう

 

いろんなパワーをもらいました

山本さん、ありがとう、安らかに