「片付けたいのに片付けられない」という悩みを持つ人は一向に減りません。
片付け特集は毎月必ずどこかの雑誌でやっているし、片付け系のSNSもたくさんある。
こんなに情報がたくさんあるのにどうして
「片付けられない」のか。
もちろんいろいろ理由はあるのですが、一番大きいのは
あなたが「片付けないこと」を選んでいるから。
「え??それってどういうこと?」
って思われましたか?
『片付けないことを選ぶ』というのは
片付けたいとはおもっている、
片付けなくちゃいけないとおもっている
だけど・・・・
「安かったし可愛かったからついつい買っちゃうんです」
「夕食を食べた後は疲れちゃってついついそのまま寝ちゃうんです」
「面倒になってついつい出しっぱなしにしちゃうんです」
と、片付かない行動を自分の意志でやっている。
誰かが片付けるな!!と片付けを制止しているわけではないですよね。自分で片付けを後回しにしている。
だって本当に片付けたかったら
「安くても可愛くても収納に入らないから我慢しよう
だって片づいた部屋で暮らしたいから。」
「疲れているけど明日の朝起きたとき気分がいいからもうひと頑張りして片づけてから寝よう」
「ちょっと面倒だけどスッキリ暮らしたいから収納にしまおう」
となりますよね。
ここで気をつけてほしいのは
『片付かない行動を選んでいる』ことが悪いわけではないのです。
単に片付けより他のことの方が優先順位が高いだけ。ただそれだけなのです。
片付いた部屋よりも
お買い物の楽しみや
夕食後のくつろぎ
出しっぱなしの手軽さ
自分の中でこれらの優先順位が高いだけなのです。
だからもしかしたらあなたのその
「片付けたいけど片付けられない」
というのは
「片付けなくてはいけないけど片付けられない」ではないかな?
この二つは似ているけど全く違います。
「〜したい」なら前向きに取り組めるけど
「〜しなくてはいけない」って思うことって面倒でやりたくなくて後回しにしちゃうよね。
あなたはどっち?
使ったものを片付けやすい収納とは?
下村志保美(しもむらしほみ)
PRECIOUS DAYS主宰
1968年愛媛県生まれ。東京都江東区在住。
2014年より片づけのプロとして活動。
部屋をきれいにする片づけではなくお客様ご自身が片づいた部屋を維持できる整理収納サポートを提供しています。「自分で片づけられる」それは自分に自信につながり肯定感をあげることにも繋がります。
日本ライフオーガナイザー協会の認定講師、認定トレーナーとして片づけのプロの育成、指導もしています。