「減らせば片づくのに」思ってしまう片づけのプロへ

私たちが整理収納サービスに伺うお客様宅のほとんどは

物が多いです。
収納から溢れるほどの量、
自分で何を持っているのか把握できない量を持っている方が多い。

・使えるから一応とっておきたい
・いつか使いたい
・色々な洋服をきたい
・洋服に合わせてバッグや靴を楽しみたい

使うか使わないか、はともかく「〜したい」ものが多い。

そしてさらに

コストコでのまとめ買い
生協での買い物、
通販でのまとめ買い

などストックが多くなる買い物の仕方をする人が多い。

結論から言うと

物を減らせば片づきます。
楽に片づけができます。

年に1回か2回しか着ない服を大量に持つ必要はないし、
書類もほぼ捨てても大丈夫。

買い物だって
近所にスーパーやドラッグストア、コンビニがあるのだから過剰にストックを持つ必要がない。

置く場所を確保できているならともかくそれ以上の物をもつから片づかない。

だから減らせば片づくのに・・・・

なんで減らさないのだろう？

物が少ない暮らしはこんなに楽なのに・・・・

と、片づけのプロ、もしくは片づけが得意な人は考え、家族であれば説得しようとするし、

片づけのプロであっても「捨てましょう」「減らしましょう」と声をかけがち。（口に出してなくても態度にでがち）

もちろんお客様自身も「減らした方がいいのはわかっているし、家が片づかない原因の一つが持ちすぎ」ってこともわかっている。

だけど

何をどんなふうに減らせばいいのかわからない

今までたくさん持っている生活しかしていないから、

「減らしても大丈夫」といわれても不安しかないし
「減らしたら楽だよ」と言われても「楽」というのがわからない。

なのに「減らせ、減らせ」と言われてもできないですよね。

単に片づけが得意な人なら

「減らせば片づくのに」でOK

ですが、片づけのプロはそれではダメだと思う。

部屋を散らかしてやろう、と思って物をたくさん買う人はいません。

安い時に買って節約したいから
おしゃれを楽しみたいから
子どもに喜んでほしいから
安全な食品を食べたいから
買い物にいく手間を減らしたいから

ぜひね、その気持ちを大切にしてあげて欲しいのです。

私たち片づけのプロは部屋をきれいにすることが仕事ではありません。

逆にお客様が「どれも捨てたくないから」というからと、無理やり力技で収納に詰め込むことも違います。

「部屋を片づけたい、スッキリ暮らしたい、だけど持っていたい」というお客様のご希望をいかにすり合わせるか、お客様が望む生活をいかにカタチにするかが仕事です。

先日ご訪問したお客様はもう2年近くリビングダイニングの片づけに苦戦しているなか、某英語教材のセットをご購入され、

「リビングに教材セットの棚をおきたい」

正直いうと私も「え？もう買っちゃった？」ってびっくりしました。

が、

その教材を使ってお子様が遊ぶ（学ぶ）姿や、英語力が上がったら嬉しいな・・・という希望、それってお子様への愛情そのものではありませんか？
（教材だけでなくおもちゃだって、それもまたお子様の喜ぶ顔が見たい！という愛情）

結果として、その棚を置くために、今まで進めていた片づけの方向をガラッと変えることになりましたが、無事教材用の棚を設置できた時のお客様のお顔！

「子どもたちが帰ってきたら絶対喜ぶよね！」とご夫婦で大変満足そうなお顔をされていました。

このお顔を引き出せてこそ片づけのプロ！

と、偉そうにも私は自分で確信しました。

もちろん、その棚をそこに置くためには今まであった「リビングに置いておきたいんです」とおっしゃった大人用の書類などは別の場所に動かす必要がでてくるのでメリットデメリットもしっかり伝え、お客様に納得いただいています。

片づけが得意　＝　プロ

ではない。

私も改めて気持ちを引き締めます！

お客様の価値観、しっかり見えていますか？
しっかり引き出せていますか？

片づけのプロにはぜひ知って欲しい「価値観・目標・見方」のオーガナイズをお話しします。

メンタルオーガナイズエッセンスセミナー
10/8（土）14:00-16:30
PRECIOUS DAYSセミナールーム
（都営新宿線菊川駅徒歩3分）
参加費：4950円
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