占術家日記~3月12日(火)玉木仁邦 
【演劇鑑賞で】

先週、高木彬光原作の「神津恭介シリーズわが一高時代の犯罪」
原作は明智小五郎、金田一耕助と並ぶ「日本三大名探偵」のひとりと言われる 
「神津恭介」が主人公のシリーズ作品で、1951年に発売された作品『わが一高時代の犯罪』。
演出構成野坂 実、脚本:須貝 英、林 一敬主演、小園凌央、細貝 圭、加藤雅也、片岡鶴太郎の出演でした。
舞台装置がシンプルで次から次へとスピード感のある展開で見ごたえのある舞台でした。
原作の高木彬光氏の推理小説でも有名なのですが、実は占い師として「方位学入門」や「手相学入門」
又、易にも精通し、熊本出身の女性易者黄小娥さんの大ファンでもあったそうです。
方位学においては、人にはそれぞれの行動をおこす時点においてことが上手く運ぶ方向(吉方位)と
悪い方角(凶方位)があり人それぞれに見極めることが大切と書かれています。
この時代の文化人は占いにも精通した方が多くおられます。
高木氏の推理小説と手相、方位学、易などあらためて造詣(ぞうけい)の深さを感じました。

この記事は認定NPO法人神戸国際占術協会のFBに掲載された内容です。