火星探査史上、今年は空前の活況を呈している。
・2月10日 アラブ首長国連邦の探査機「ホープ」が火星周回軌道に入った。
・同日 中国の「天問1号」が軌道に到達、
・5月15日 同機、火星着陸成功。
・2月19日 米国探査機「パーサヴィアランス」火星着陸成功。
以上により、火星には現在
米国 6機
欧州ロシア 1機
インド 1機
中国 1機
UAE 1機 計10機の探査機が存在している。
ひるがえって日本の計画は、
なんと火星の衛星フォボスを探査する「MMX」計画が開始された。
これはフォボスの地表に探査機を着陸させて岩石サンプルを採取し、地球に帰還するミッションだ。
2020年代前半に打ち上げ、約5年かけてフォボス往復を成し遂げる計画という。
火星の衛星がどのようにして衛星になったかという謎を解明することを目的としており、
衛星表面に存在するモノリスは研究対象ではないらしい。
小惑星探査機「はやぶさ2号」の成功を糧に、火星人の妨害を受けることなく、
ミッションが成功することを祈りたい。
参照:
・軍事研究7月号「世界はなぜ火星を目指すのか」
・Martian Moons eXploration https://www.mmx.jaxa.jp/mission/
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