2016年6月23日の記事
「糖質制限食で早死に?vsケトン体」で
炭水化物ダイエットについて考察した。
あらたな知見を仕入れたので、再掲。
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すでにマスコミを賑わしている話題。
糖質制限ダイエットを実行していた人が最近62歳で亡くなった。
死因は心不全としか報道されていないので、詳細不明なのだが、
色々と想像してしまう。
このお方の著作を読んでいないので、
不正確・不適切になるかもしれないのだが、
元々糖尿病があった人なので、
糖質を制限すれば確かに血糖値などはみかけ上、
改善していただろう。
しかし、それで糖尿病が完治したことにはならない。
しかも蛋白質や脂肪分を通常より多めに摂取していたとしたら?
心臓疾患や脳卒中のリスクが高まったのではないかと想像する。
この人は死亡している状態で発見されたために、
死因が心不全ということなら心筋梗塞や不整脈死を疑う。
だとしたら糖質制限食そのものより、
糖尿病の合併症ということになるか。
では、糖尿病ではない人が糖質制限食を実行したら?
昨夏、私自身体験してみて、
炭水化物を制限しても短期的には格別異変は起こらなかったし、
体調的にも不都合は感じなかった(蛋白質と葉物野菜を沢山食べた)。
極端に糖質制限すると
エネルギー供給源としてのグルコースの代わりに、
体内の脂肪酸が代謝されるため、
ケトン体が産生される。
このケトン体に抗酸化作用があることが報告されており、現在注目されだしている。
ダイエット(絶食)することにより、
”適度”のケトン体上昇がおこり、
癌予防・老化予防になるかも知れない。
大分出てきた自分のお腹をみると、
食事バランスが極端に崩れないよう注意して、
時々試してみたいと思ってしまう。
参考:https://www.amazon.co.jp/実験医学-2015年4月号-Vol-33-No-6-グルカゴン革命-糖尿病の真の分子病態を追え!-北村/dp/4758101388/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1508974834&sr=8-1&keywords=グルカゴン革命