新聞広告をみて買ってしまった。

 

安生 正著

「ゼロの激震」

宝島社刊

 

大深度縦抗(深さ50km)でマントルの熱を利用して地熱発電システムを構築するという発想に驚いた。

 

 (現実には10km以上深くは掘れないらしいのだが、)

 

ストーリーは:

東京湾でこのシステム稼働後、

関東地方で次々と変事が発生する。

 

まず栃木県日光の金精峠で大規模な地滑りが発生し、

その後、栃木県日光市足尾で火山性硫化水素により3千人の住民が酸欠中毒死する。

 

そして那須火山帯からのマグマが北関東を南下し、

 

富岡市で突然マグマが幅2kmに渡って噴出したため、

多数の住民が犠牲になった。

 

さらに埼玉県の秩父地方で火山噴火と大火砕流により死者行方不明者10万人以上という大災害へと発展。

 

次は、、、。

 

ということで、当県が舞台となっているため出てくる地名に一々思い入れしまい、読んでいて臨場感満点のスリルを味わえた。

(幸いな事に、当市には避難指示は出ていなかった、笑)

 

ただし、しばしば出てくる地学的技術的説明が冗長で煩わしいため、

そこは飛ばしてストーリーだけを追って読んでいる。

 

 昔、ある超能力者が幻視した黙示録的シーンに、

北関東のすべての山が噴火していたというのがあった。

 

 今後の火山帯の活動によっては、

榛名山も赤城山も目覚めるかも知れない。

 

 

おまけ画像 

米国イエローストーン火山噴火時の噴煙降灰域予想図

 

 

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