昨夜のBS8プライムニュース
「軍艦侵入・ミサイル連射 緊迫の海読み解く糸口」
は面白かった。
番組では、最近の中国軍艦領海侵入事件を専門家が詳細に分析し、
実は、日中が一触即発状態だったことを示唆していた。
海中でも相当なせめぎ合いがあったはずだが、
潜水艦の動向については秘密のままだ。
中国の潜水艦保有状況は
2014年現在
・攻撃原潜 5隻
・通常動力潜水艦 51隻
原潜に関しては、第一世代の091型「漢」 三隻
第二世代の093型「商」二隻 の計5隻保有し、
091型の二隻は北海艦隊に、一隻は南海艦隊に配備されている。
北海艦隊には弾道ミサイル原潜092型「夏」一隻も配備され、
南海艦隊には第四世代の094型「晋」三隻が配備されている。
094型弾道ミサイル原潜は今後二隻増鑑されるため、
092型と入れ替えて、合計五隻の弾道ミサイル原潜体制となる。
このたび中国は従来の093型を改良した
弾道ミサイル原潜093B「商」を公開した。
@China Defence Forum
従来より静粛性を向上してよりステルス性を高め、
垂直発射方式のミサイルシステムを装備したという。
@China Defence Forum
結果として米国ロサンジェルス級原潜より高い性能を持つに至り、
日米の潜水艦戦力に肉薄することになる。
中国は2020年より前に、
米海軍のオハイオ級原潜に比肩する巡航ミサイル原潜として、
次世代の095型「隋」を建造するらしい。
しかし原潜は建造費が莫大な上に、放射能漏れ対策技術や
タービン静粛化技術、潜水艦発射長距離弾道ミサイルの開発等、
課題が多いため、短期間では増鑑できないという。
今のままなら、
中国潜水艦は,
静粛性に勝る海自潜水鑑に漏れなく撃沈されるだろう。
(射程20km以上の米国製最新型魚雷を装備すれば無敵である。)
ソース: Eastern Arsenal,
月刊「軍事研究」2015年2月号
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