ご存じの通り昨夜は大きなニュースが二つあった。

一つは北里大学特別栄誉教授・大村智博士のノーベル医学生理学賞受賞。
 
 1979年に発見したエバーメクチンという抗生物質が、
アフリカをはじめとする熱帯地方の風土病であるオンコセルカ症等の治療薬として
10億人の人々に恩恵をもたらした功績による。

 エバーメクチンの効果を確かめた、
米国ドリュー大学ウイリアム・キャンベル博士も共同受賞となり、

同時受賞として、
ヨモギからアルテニシニンという成分を抽出し、マラリア治療に役立てた
中国中医科学院の屠ユーユー氏が中国初の受賞者となった。

 今年のテーマは熱帯病治療ということらしい。
日本人の研究が公正に評価されることは誠に喜ばしい。


 ノーベル賞の発表は
本日6日に物理学賞、
7日に化学賞、
8日に文学賞、
9日に平和賞、
12日に経済学賞と続くが、

平和賞以外、日本人の受賞候補者が目白押しだ。

 憲法第9条も平和賞の候補に挙がっているというのは驚きで、
もし受賞するようなことになったら、左翼が勢いづくだろう。

受賞式は12月10日 ストックホルムで開催される。



二つ目の大ニュースはTPPが大筋合意に至ったこと。

5年間の秘密会議の結果、ようやくまとまった。
こちらの出来事の方が歴史的には遥かに意義深い。

 世界GDPの4割を占める、
環太平洋の12ヶ国が自由貿易圏を作り、
中国に対抗するというのが眼目である。

 TPPの真の目的は対中国戦略ということなので、
自由化を国内産業の進化に繋げるという発想も必要だろう。

今後国内に流入する低価格(低クオリティー?)の外国産品を買うかどうかは、
完全なる個人の自由裁量だ。
 
 ただ、国民皆保険制度の崩壊に拍車がかかるかも知れないという懸念は残る。


 最近2chに出現した未来から来たおじいさんの予言によると、

経済的窮地に陥った中国が侵略を始め、
2018年頃から12年間戦乱が続き、

最後はロシアとインドにより中国は分割統治されるという。

そして北方領土とロシア領となった台湾が交換されて、
台湾は日本に帰属することになるという。

かなり現実味を帯びているように思える。

 戦争は嫌だが、中国は本気のようだ。



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