映画館に足を運ぶ余裕が無く、話題作はいつも数年たってからTVまたはDVD(orレンタル)で見ている。
現在公開中のダーレン・アロノフスキー監督
ラッセル・クロウ主演「ノア 約束の船」、
http://www.noah-movie.jp/
このノアの時代の大洪水に関連して興味深い記事を見つけた。
1900年代初頭、ドイツ系米国人ヘルマン・ヒルプレヒトが
メソポタミア地方の古代都市遺跡「ニップール」で、
楔形文字の刻まれた「シュメール歴代王名碑」を発掘、1906年に発表した。
この発掘以降、同様の碑(断片)が18個発見されており、
今のところ、オックスフォードのアシュモレアン博物館所蔵の碑が最も完全な状態という。
この石碑、高さが20cmの石柱で4面あり、
各面に2列ずつ楔形文字で王名が刻印されている。
解読によると、大洪水以前の王からイシン王朝(紀元前18世紀)第14代までの支配者リストであった。
特異なのは、神話上の王も実在が確認されている王も同じように記録されており、
しかも最初の王と洪水後の王は天孫降臨したことになっている。
天から来た支配者は、エリドゥに降り立ち、
初代アルリム王は28800年間統治、次のアラルジャール王は36000年間統治した。
その後、エタナ王、ルガールバンダ王、ギルガメシュ王と続き、
結局大洪水までの8代で24万1千2百年間統治したことになっている。
この部分が旧約聖書の創世記と対応すると指摘されており、
創世記にあるアダムからノアまで8世代との一致が偶然とは言えないようだ。
しかも大洪水以前は寿命が長かったのに、旧約聖書でも「シュメール歴代王名碑」でも、
大洪水以降の寿命が短縮している。
これに関して、
ジョージ・アダムスキー著 「宇宙からの訪問者」では、
太古の地軸傾斜(ポールシフト)によって大洪水がおこり、
それまで地球を覆っていた分厚い雲も無くなってしまったために、
宇宙放射線による曝露増加で人間の寿命が短くなったと宇宙人は解説していた。
将来の変動では、厚い雲が形成されて放射線が遮断され、
人間の寿命が延びるかも知れないとも示唆している。
シュメール初期に8代の王が長期間統治したという記録は、
旧約聖書だけではなく古事記にある神世七代や宮中八神、
竹内文書との類似性もあり、
日本との遠い繋がりを感じる。
ゼカリア・シッチンの著書を読んでいないので、既知か。
クリック頂いて有り難う御座います。