国内ではノロウイルスが猛威を振るっているのだが、これは人々の免疫力低下にも原因がありそうだ。
乳酸菌飲料を摂取していると明らかに胃腸炎の感染率が低下するという統計もみられるので、
意識してヨーグルト類を食べるようにしたい。
(放射能汚染による抵抗力低下は別問題として)
さて、かねてからの予想通り、
今年になって中国での鳥インフルエンザ(H7N9型)が急増している。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYEA0K04W20140121
昨年より見かけの死亡率は下がっているものの、一旦罹患すれば重篤な状態になるため、
高齢者、乳幼児、慢性疾患のある人にとっては非常に脅威となる感染症といえよう。
今のところ、中国への入出国を遮断できないので、日本で発生するのも時間の問題かもしれない。
(明確なヒト・ヒト感染は認められていないとは言うものの)
従来の抗インフルエンザ薬の効果に不安があるため、
日本感染症学会では、
「鳥インフルエンザA(H7N9)への対応」という提言をしている。
それによると、重症化の可能性があるときは、
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1.タミフル® 2カプセルを1日2回、10日間服用。
(通常は1日2カプセル、5日間なので、4倍量ということになる。)
2.ラピアクタ® 2バッグ単回点滴投与
(通常量の2倍)
3.吸入剤であるリレンザ®とイナビル®は推奨しない。
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万が一、
鳥インフルエンザに罹った可能性のあるときは上記の治療が必須となろう。
即効性があり、一番簡単なのはラピアクタの点滴なので、
時がくれば、ラピアクタ不足がニュースとなるだろう。
それに気づく間もなく感染爆発すれば、それは悪夢。
新規感染症による死亡増は、自然淘汰ということなのか。
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