昨日は桜島が大爆発して噴煙が5000メートルの高さまで到達し、
鹿児島市では多量の降灰があった。
富士山が噴火すると、東京はあのような情景になるのだろう。
今後の噴火情報に注意して頂きたい。
さて今日は、昨年6月5日の記事を再掲し、その後の情報を追加して考察したい。
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屋久杉に宇宙変動の跡
=奈良時代の超新星爆発か―
年輪を分析・名大グループ
時事通信 6月4日(月)2時8分配信
鹿児島県・屋久島で伐採された樹齢1900年の屋久杉の年輪を分析した結果、
奈良時代後期の775年に宇宙で何らかの変動があったことが分かったと、
名古屋大太陽地球環境研究所の増田公明准教授らのグループが発表した。
超新星爆発か、太陽表面で巨大な爆発が起きた可能性があるという。
研究成果は3日付の英科学誌ネイチャー電子版に掲載された。
研究グループは1956年に伐採された屋久杉を入手。
750~820年に該当する年輪を切り出し、年代測定の手掛かりに使われる炭素14を抽出した。
炭素14の量は、超新星爆発や恒星表面の爆発(フレア)で発生する宇宙線の量によって変化する。
年輪の炭素14は、太陽の11年ごとの活動周期に応じて増減していたが、
775年は20倍多く変化していた。
この急激な増加の原因を、超新星爆発と仮定すると、地球の比較的近くで爆発が起きたことになる。
太陽のフレアが原因とすると、通常の1000倍のエネルギーを放つ巨大な爆発(スーパーフレア)が起きた計算になるという。
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西暦775年に宇宙・太陽から強力なエネルギーが地球に到達したらしいという今回の研究結果は、
天文学・地球物理学・歴史文化史分野等にインパクトを与えるものと考える。
しかしこの宇宙エネルギーが直接なにかの現象を引き起こしたかどうか?
詳細な解明は今後の科学的研究を待ちたいのだが、
「ゲルな夢日記」としては、以下の二点を強調しておきたい。
まず、このグラフはシベリア西部とスカンジナビア北部で調査した西暦1年から1997年の夏の気温変化(推測値)を表す。
下のV印が8世紀後半に相当し、グラフで見る限り夏の気温低下著明である。
v
「西暦535年の大噴火」
I
こちらは西暦100年から1998年の松の年輪データを元に調査したシベリア中北部ハタンガの気温変化グラフで、
上のI印のあたりが8世紀後半を示し、若干の気温低下の後で気温上昇も見て取れる。
手元にある少ないデータから、
今回発見された西暦775年の宇宙現象が地球気象にかなりの影響を与えたらしいと推測できた。
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イスラエルのベングリオン大学Davis Eichler博士の研究によると、
西暦775年のスーパーフレアは、
太陽にヘールボップ彗星クラスの彗星が衝突したのが原因という。
今年末にヘールボップ彗星より巨大なアイソン彗星が太陽に接近するが、
幸いなことに太陽に突入する兆候は見られていない。
2011年5月11日の彗星突入
NASA/SOHO
普段ニュースにならないけれど、彗星の太陽衝突は珍しい現象ではないらしい。
従って、予期せぬタイミングで太陽爆発が起こる可能性はいつでもあるわけで、
米国では密かに防災準備しているようだ。
今後、大規模なフレアが発生した時、
世界的な発電・送電設備のダメージを危惧する意見が大勢を占めている中、
注目したいのは、太陽エネルギーの人体への影響である。
人類は既に、
太陽電磁波の影響を全く受けない個体と、
酷い身体不調を起こす個体とに明確に二分化しているのではないだろうか。
近未来に発生が予測されている太陽のスーパーフレアという自然選択に耐えられる民族が、
地球を継ぐ者になる、、。
なんて、真夏の妄想にすぎないか。
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