<さらばアトランティス・・・愛をこめて> 第54話
原作:ドラゴン 編集:FUKATI
これまでの主要登場人物
フーカ:レムリアの叡智を受け継ぐアトランティスの老神官・祭司長
(現代ではこのブログの管理人FUKATI !?)
・ハロンの科学者サマ博士、キュ博士:フーカの弟子。生き残りミッションを担当。
・ヨーシ総統:前提督を暗殺し帝国乗っ取りに成功した。
・宮殿長ヒーロ、その部下ローキ
・宇宙観測所所長デープ
・官房室長・広報室長ロミ
・その部下ミチ・・秘密情報員で巫女
・秘密警察長官ターナ
・取調室長マーク
・警護官長マーサ
・黒魔術集団頭領スーガ
・黒魔術師ワーラ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「ターシャ様 、フーカ様が楽しみながら学びを行っているとは、どう言う事なのかロミには、分かりません。!
まして神官長兼祭司長で 、あんなに 人々の為に 尽くしてくれた方が! 」
「人それぞれには、役割が有ります。
善し悪しは別として 、その役割をそれぞれが 行う事により お互いに影響を与え、
宇宙の調和を形成しながら 、立場は違っても 皆 学びとなります。
それを いやいや行うのでは無く、 それを行う 事の学びの素晴らしさを 体が 知っています。
喜ぶ事が 、皆が持っている 本質の御霊(魂)もまた 喜ぶ事。
即ち 宇宙の調和に繋がっていくのですよ! 」
「ターシャ様、 あんまり難しくて 私達には理解できませんが 、
一つだけ、
皆様と私が 共に 喜び調和が 取れれば 、神々様や宇宙も 皆 祝福してくれると言う事ですか!」
「そうですよ 、ミチさん。
何も 難しくは、有りません。
自分の良心に正直に 生きる事が、 逆に 生かされる 証にて 自然と感謝の気持ちに満たされます!」
「 良心に正直に生きる事ですね!」
「 そうですよ 。ミチさんの言う通りです。」
<さらばアトランティス・・・愛をこめて> 第55話
ターシャをはじめ救出された巫女たちを乗せた シップは、ハロンの土地に 無事着陸した。
迎えに 来てくれたのはフーカの弟子のサマとキュ、そしてデーブもいた。
再会を一番喜んだのは、デーブとミチの二人だった。
「ミチさん、 御無事で安心しましたよ! 」
「そこまで私を思って下さったの 。
嬉しくて 涙がとまらないわ! 」
「それは、そうですが、
マナイからの反乱軍による核攻撃で首都は大混乱になり、
隕石群の追跡調査や対応が出来ない状態になりました。
フーカ様との最後の通信で 、
分からない点があればターシャ様にお聴きするようにと言われて いまして、それで !」
「ちょっと、 私に会いに 来たのでは無いのですか!」
ミチの頬が膨れ上がった。
「デーブ様 、何処のなにが分からなくなったのですか! 」
「実は 一定の速度でないにしろ、 動きに 周期的な 点から、
他の惑星間に隠れて 見失っても、
大体 今までのデータベースより速度や位置の予想が ある程度 掴めていたのでしたが、
最近 隕石群が 神隠しにあったように 姿を消して、
また 全く 考えられない位置より 現れ 、
スピードを 計り知れない状態となったため、
今は亡きトル博士の意思がどのように 働き、
あの隕石群をブログラム化したのか、
ターシャ様より何かヒントとなる 事を お教えくださる事に期待しまして。
今は、完全に手詰まり状態で参ってます! 」
「そうですね、 私で解る事と言えば、
トルが 神殿の地下にこもって やってた時に、
宇宙へテレパシーを送信していましたが、
何を送っていたのかは、分かりません。
一度だけ 飲み物を持って行って近くにて感じたのが、
低い振動数の様な気がしますが!」
「それを再現出来ますか!」
ターシャに尋ねたのは、フーカの弟子でキュ博士だった。
「私達の研究で同じ波長さえ 見つかれば、
それにパワーと共振振動を使い、
最後に消えた 場所は、同じ波動を照射して 動きを 再確認してデータを取ります。
多分 時空間を超える プログラムなのかも知れませね!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
第55話終了
クリック頂いて有り難う御座います。