<さらばアトランティス・・・愛をこめて> 第51話
原作:ドラゴン 編集:FUKATI
これまでの主要登場人物
フーカ:レムリアの叡智を受け継ぐアトランティスの老神官・祭司長
(現代ではこのブログの管理人FUKATI !?)
・ハロンの科学者サマ博士:フーカの弟子。生き残りミッションを担当。
・ヨーシ総統:前提督を暗殺し帝国乗っ取りに成功した。
・宮殿長ヒーロ、その部下ローキ
・宇宙観測所所長デープ
・官房室長・広報室長ロミ
・その部下ミチ・・秘密情報員で巫女
・秘密警察長官ターナ
・取調室長マーク
・警護官長マーサ
・黒魔術集団頭領スーガ
・黒魔術師ワーラ
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悪魔殿に捕らえられた三人の巫女救出に出向いてた フーカとターシャたちは、
スーガの条件を飲む形で、
三人の巫女たちを氷ついた山頂より救出し、
シップの中でターシャが手当を施した。
その救出を確認すると直ちに、 スーガとの約束の島、
ジャナイ島を目指してフーカは小型シップを自ら操縦した。
そこへ観測所長のデーブより、緊急の波動無線による連絡が入った。
「フーカ様 、大変な事態になりました。
アトランティスで当初より亡きコーン提督の直轄領土であったマナイの地から、
複数の核弾頭が 首都へ向かって打ち上げられ、
その攻撃ををきっかけに 全土に内乱が起きました。
それと平行して隕石群も超望遠波動レーダーに現れたり 消えたりして、
予測不能な動きをしており、どう 対応してよいのか 。
フーカ様 、どうか お知恵を頂きたく、連絡を入れました! 」
「デーブ君 、連絡をありがとう。
ついに恐れていた 内乱 、
しかも コーン提督の亡霊が騒いだとしても、
核弾頭の撃ち合いは宇宙の道理が 許さない。
こんな行為をこれ以上やってはいけない。
これで、アトランティスは完全に滅亡するだろう 。
そうなる前に デーブ君 、心ある人達を、1人でも多くの人達をアトランティスから ハロンの地へ送り届けてくれないか。
また、 隕石群はスピン運動が掛かり、その上 見えない 意思によって 一旦 三次元から 四次元、
さらには五次元辺りに 隕石と言う物質を移動させ、
距離と時間を自由自在にあやつるが為に全く予測不能に陥るかもしれない。
しいて言わせてもらえば 、亡き トル博士のプログラミングによるもので、
波動の原理を理解していなければ解けない問題である。
儂から一つデーブ君にヒントを与えよう。
今でも 神殿地下の部屋に、トル君が右脳より 発信したプログラミングされた記録が必ず あるはずです。
それは、ペーパーにペンで書き残しているものでなく、
右脳のシーター波状の記録です。
もし儂の身に何かあったら 、ターシャ様の力を借りる事も一つの方法です。
難しく捉えないで簡単に考えて下さい! 」
「フーカ様 、ちょっと 私には理解出来ません 。
特に 高次元プログラミングとは?全く分かりませんが! 」
「とにかく、儂も最後のお役目を今 やらせてもらう。
君も 地球の未来の為に 、大いに汗を流して欲しい 。
では、成功を祈る! 」
波動無線は、途絶えた。
そうしている間に小型シッブは島に到着した。
シッブよりフーカが静かに降りると、風が吹き荒れ 、太陽が 黒い雲に覆われ稲妻が走った。
雲の中より スーガの声がした。
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第51話終了
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