今年5月13日から15日にかけて、
Xクラス太陽フレアが4回も連続発生して話題になったのは記憶に新しい。

この大規模フレアによる太陽X線が通常の100倍くらいのレベルに上昇したと言われていたため、
地球上の生体になんらかの影響があるか非常に興味を持っていた。


 太陽X線の記録         I  I I I

5月x
               5/13~16

http://www.swpc.noaa.gov/alerts/archive/archive_01May2013.html




仕事柄、X線モニター用のガラスバッジを身につけているので、
毎月のX線(曝露)測定結果を確認することができる。


xセン5月

上図は私個人の5月の測定結果。

ご覧の通り、数値はゼロであった。

衛星に記録される太陽X線と、地上の施設のX線がまったく同じ電磁波かどうかは調べている時間がないため、
厳密に科学的かどうかは自信ないものの、

今回の結果から言えることは、
ただ単純に、
最近発生しているXクラス大規模フレアでは、
通常の生体モニタリングに異常は記録されない、ということになる。
(上記測定結果に異常がでていたら、と少し懸念してはいた。)



ただ、2012年6月5日の過去記事でご紹介したエピソードによると、
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西暦775年の超絶宇宙放射線が空海を天才にした!?


昨夜は厚い雲に覆われて満月を拝むことが出来なかった。


日本海側では部分月食を堪能できたでしょうか。




本日の記事ではまるで月刊「ムー」誌に載っているトンデモ記事のお株を奪うような、妄想とこじつけの珍説を提示してみたい。


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屋久杉に宇宙変動の跡

奈良時代の超新星爆発か

年輪を分析・名大グループ




時事通信 6月4日(月)2時8分配信






 鹿児島県・屋久島で伐採された樹齢1900年の屋久杉の年輪を分析した結果、



奈良時代後期の775年に宇宙で何らかの変動があったことが分かったと、



名古屋大太陽地球環境研究所の増田公明准教授らのグループが発表した。



超新星爆発か、太陽表面で巨大な爆発が起きた可能性があるという。

研究成果は3日付の英科学誌ネイチャー電子版に掲載された。



 

 研究グループは1956年に伐採された屋久杉を入手。

750~820年に該当する年輪を切り出し、年代測定の手掛かりに使われる炭素14を抽出した。



 

 炭素14の量は、超新星爆発や恒星表面の爆発(フレア)で発生する宇宙線の量によって変化する。

年輪の炭素14は、太陽の11年ごとの活動周期に応じて増減していたが、



775年は20倍多く変化していた。




 

この急激な増加の原因を、超新星爆発と仮定すると、地球の比較的近くで爆発が起きたことになる。

太陽のフレアが原因とすると、通常の1000倍のエネルギーを放つ巨大な爆発(スーパーフレア)が起きた計算になるという。 


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近い将来、同じような現象が発生するかも知れないので、

もし通常の1000倍規模の太陽爆発が起こったらどうなるのか、非常に興味がある。

身近な計測手段としてはガラスバッジしかないので、
今後も同様にモニタリングを継続していきたい。




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