昨日午後3時から5時台にかけてと本日午前2時台に、
アリューシャン列島地下を震源とするM4~M5の地震が6回群発した。

アリューシャン地震

http://quakes.globalincidentmap.com/



これは他サイト(http://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/d/20130420)で指摘されたとおり、

日本列島地下に迫ってきていた磁気エネルギーが日本列島をバイパスして、

アリューシャン列島方面へ抜けたということなのだろう。

これで今回の伊豆半島・関東方面の地震は、少しガス抜きされたかも知れない。
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感染源がいまだに不明のまま、
中国の鳥インフルエンザH7N9型ウイルス感染による発病者は(昨日)103人、うち死亡者21人となった。

初期発病者の症例報告があったので読んでみたが、
抗インフルエンザ薬を投与しなかった治療の遅れが重病化の最大の原因のようだ。


論文によると:

患者は52歳女性。上海在住。

・3月27日に突然、悪寒と40.6℃の発熱を呈した。
他になんの症状もなく、薬も服用しなかった。

・翌28日に救急病院受診した時には、呼吸音が荒いくらいで気管支炎や肺炎を示すような異常音は聴取されなかった。
白血球数は5300/mm3(顆粒球72%)で正常。
炎症の程度を示すCRPが2.68 mg/dLと軽度上昇していたため、抗生剤を投与された。

・29日の胸部レントゲン撮影では、右肺下葉に斑点状の異常陰影が認められたため3日間連続で抗生剤を静脈投与された。
この時点で高熱は続いていたが、咳も痰も無く、呼吸苦も無かった。

・4月2日に咳・胸苦しさ・呼吸困難等の症状が急速に悪化したため大学病院に入院となった。
 この時点で患者は急性呼吸促迫症候群(ARDS)を併発した重症インフルエンザを疑われ、
人工呼吸器を装着されてステロイド剤が投与された。

・4月3日、発病して8日目。
 抗生剤・免疫グロブリン・ステロイド剤投与の効果なく
ARDSにより死亡した

・4月4日 咽頭ぬぐい液検体が精査され、H7N9型インフルエンザウイルスが検出された。

原典:Emerging Microbes & Infections
(2013)2,e19;doi:10.1038/emi.2013.22
"A fatal case caused by novel H7N9 avian influenza A
virus in China"  Feifei Yang et al
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ということで、生前にはインフルエンザに対する検査(従来のインフルエンザウイルスキットで検出可能かどうかは不明)も行われず、
抗インフルエンザ薬も服用しなかったために、
高熱が続き急速に病状が悪化して不幸な結果となったようだ。

今後、日本にもこのインフルエンザは確実に侵入してくるだろうから、

全く呼吸器症状がなくても、突然の高熱(40℃程度)があったら、
抗生剤よりもまず、タミフル等の抗インフルエンザ薬を服用するのが賢明かもしれない。

日本でなら早期診断・早期治療で無難に対応でき、パンデミックにならずに済むだろう、多分。



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