北極星の上方を綺麗な青白色の明るい流星が東から西へ。
久しぶりの火球目撃であった。UFOではないと思う。
最近、複数の有名サイトで警戒を呼びかけている。
本日22日から週末、23日、24日は特に要注意。
27日頃までは気を抜けない。
車はガソリン満タンに。
備蓄食料確認に。
携帯ラジオ、ソーラー電灯の点検に。
中長期的には”植物種”の備蓄も。
ということで、まだまだ続く。
<さらばアトランティス・・・愛をこめて> 第21話
原作:ドラゴン
これまでの主要登場人物:
主人公トル:レムリア人エリート科学者の血を引き、アトランティスの科学アカデミーで学んだ新進気鋭の科学者。
(現代ではこの物語の原作者であるドラゴンさん)
リル:トルの弟。同じく優秀な科学技術者。
ターシャ:二人の姉。優れた霊能力を持ち、アトランティス王宮で巫女となる。
フーカ:レムリアの叡智を受け継ぐアトランティスの老神官・祭司長
(現代ではこのブログの管理人FUKATI !?)
・コーン提督:アトランティス帝国、王室の一員で次期皇帝の座を狙う野心家。
・宮廷長官ヨーシ:密かに帝国乗っ取りを企む、前王家の一員。
・その部下ヒーロ、ローキ
・宇宙観測所所長スーズ
・同観測員デーブ
・官房室長・広報室長ロミ
・その部下ミチ・・秘密情報員、巫女を装う。
・秘密警察長官ターナ
・取調室長マーク
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数個の隕石を軌道から わざとハズシ、今後数ヵ月以内に地球へ近づきそうな周期で公転している 彗星の側面に張り付け、
地球からは観測出来ない 死角を利用して地球に接近させ、いよいよの時に地球めがけて落下させる。
それも アトランティスの首都を 目掛け、小さい隕石を衝突させる。
それでも首都の半分近くは、間違いなく 壊滅に至る。
残りの隕石は、10日後に大洋へ 落ちるよう念入りに 計算尽くした ヨーシ一派は、周到な計算の上に フーカ祭司長たちより早く作戦を完了していた。
そしてその後、フーカたちも 隕石群(遊星爆弾)迎撃を終え、アトランティスからやっと 暗雲が消えたかに見えた。
コーン提督閣下から 呼び出された フーカは、事の次第を報告した。
「ありがとう 祭司長 。何とも礼のしようがないほどの感謝に尽きる!」
フーカ「いいえ、当然と言えば当然。
これは、私の役目(カルマの消化)でありますから、 礼にはおよびません!
私からは、提督閣下が これを機会に地球の平和と発展の為、争いが無くなるように帝国を導いて 頂きたい!」
コーン「分かった。それこそが 我が天よりの学びだと、 肝に 命ずる事とするよ!」
二人の会談の数日後 、前回同様にアトランティスの特権的上層階級たちの会議が非公式に開かれ、
隕石迎撃が成功してアトランティスを覆う暗雲が消えた事実に皆、胸を撫で下ろした。
会議が終わり 宮殿の廊下で フーカとヨーシ宮廷長官がスレ違った際、ヨーシが最初に声を掛けた。
ヨーシ「フーカ様 お話が! 」
フーカ「ヨーシ宮廷長官が私に何か?大変珍しいですね。声を掛けるとは!」
ヨーシ「お互いに若い時の、祭司成り立ての頃に 暫し戻った つもりで言わせてもらうが、
あの時代 あの事件が無かったら このアトランティスもあんたとの中も!」
フーカ「ヨーシ 、それは、言うでない 。これが 二人の定めでは、ないか!」
ヨーシ「フーカよ あの皇帝内部の争いが無かったら、 あんたとの 真の友情は続いていただろう 。
なぜ あの当時、窮地にあった
ネート政権を助けてくれなかったのだ。
そしてあの コーン提督を担ぐ為に なぜ あんなに 汗をかいたのだ 。
私には、理解出来なかった。名声や富を得る事に なぜ 執着 しないのだ 。
フーカ どうなんだ。答えよ!」
フーカ「ヨーシよ。あの頃と 全然 変わっていないな ヨーシよ。
お前こそ 何で拘るのだ 、富や名声を。
祭司から政治へと進み、今や実質的に官僚のトップに立ち、もうこれで気が済んだろう。
まだ何か欲しいのか!」
ヨーシ「フーカ 、あんたには、分からないだろう。
我が一族の怨みと憎しみが 我がエネルギーの源泉となったことを。
それと これで 終わったわけでは無い 。
これからが 始まりだ!」
フーカ「ヨーシ 、もう あんたとは、二度と 話す事は、無いだろう。
憎しみや 怨みからは、何も生まれない。そんな事もまだ 解らないのか!」
ヨーシ「フーカよ。 綺麗事で この世の中が 治まるとでも 思うのか?
政治の世界は神々の世界とは違い 、食うか食われるかの、弱肉強食、獣の地獄道なのだ。
おまえこそ毎日 たわけ事の神頼みなどで、なんで帝国が守れるか!」
互いに理解することの無い考え方の相違に、空の稲妻も呼応するかの如く吠えていた。
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第21話終了
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