音で癒す

　古代アトランティスを透視した情報の中に、病気治療のシーンがある。
（もっとも、高度な文明で精神性も高く自然と調和した状態なら、現代人が直面しているような意味での”病気”はなかったかも知れないのだが。）

波が打ちつける海岸の絶壁上にドーム型の建物があり、底が解放されていて波の音と振動が伝わって建物全体が共鳴するようになっていた。
精神的にか肉体的にか不調のある人は、その建物の中でただひたすら波の振動に身を任せた状態で静かに座っているという。
（井村宏治著「サイテクノロジー」参照）

クリスタルを使用したヒーリングはこの時代にかなり高度なレベルにあったようだが、それとは別に音波を利用したテクノロジーも存在していたらしい。音や振動に関する秘密を完全にマスターしていた文明だったのだろう。

イギリスにあるストーンヘンジは、天文気象用モニュメントとして建てられたという説もあるが、
私は宇宙船の着陸用ドックだろうと思っていた。

ところが、このストーンヘンジもヒーリングに利用されていたという。
対象病人をエリアの中央で東西方向に寝かせておいて、円周に沿って男女が交互に合計１２名配置される。
そして一斉に、ある言葉？を唱える、唱和することによって治療効果があったらしい。

根本的な原理は、簡単に言えば、人体内各臓器の固有振動と共鳴する波動を浴びせることにより、
各臓器が正常な固有振動を回復して機能を取り戻す、その結果として病気が治癒するということのようだ。


過去記事で紹介したことのあるペニー・ケリーの「ROBES」には、未来社会の医療について描写があり、このような可能性も示唆されていた。
おそらく未来の医療は、分子から細胞レベルの振動科学に基づいた、現代医学とは異なった技術になるだろう。
その萌芽はすでに国内で存在しているが、まだ多くの注目を浴びるまでには至っていない。



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