彗星探索家の木内鶴彦氏の発明である「廃棄物の炭化システム」は特許を取得し公開されている(特開2005-060589)。


ファンの間では炭素化炉の名称で知られているシステムであり、現在は宮古島で実証炉の建築が着々と進められているという。


基本構造である太陽光収束機能は鏡の直径1メートル程の赤道儀付凹面(放物面)反射鏡を同心円状に二重に配置して、内側の円周に6機、外周に12機配置し、おのおのが太陽の日周移動を常時追尾するように作られている。

 集光した太陽光は下部炭化装置に集中して、理論的には6000℃の熱で廃棄物を炭化するという構造となっている。


下図は国立天文台ALMA電波望遠鏡の画像を借用して、上記の太陽集光・採光システムのイメージ図を作ってみた。

外周に12機の反射鏡を置き、内周に6機が配置されるわけであるが、作図の関係上、左半分だけの形となった。

(上手く表示されず意図しない図になりました。)

    


  



                     





電波望遠鏡画像で代用したが、本システムではお皿の部分が反射鏡で中心部分に集光され、赤道儀式なので終日太陽を追尾できる。

建設には億円単位のお金が掛かるそうであるが、このシステムを利用して発電する方法はまだ聞いていなかった。直流電流を起電し蓄電するシステムは別なようだ。

 

 宮古島での実証炉完成・稼働が待たれる。