今朝の新聞を見たら、ポリオ予防接種が話題になっていた。
日本ではポリオ生ワクチンで予防接種が実施されているが、諸外国ではより危険性の低い不活化ワクチンがすでに導入されているため、神奈川県は独自の判断で今年から不活化ワクチンの接種を開始している。その余波を受けて、関東地方の調査ではポリオの摂取率が20%ほど低下しているというニュースであった。来年度正式に不活化ワクチンが導入されるまで、打ち控えという現象が起こっているようだ。

 この図は日本における予防接種のスケジュール表。
ゲルな夢日記-vac

法的に規定されている予防接種は、ジフテリア、百日咳、破傷風、BCG(結核予防)、ポリオ、麻疹・風疹、日本脳炎。
これらはスケジュールに従って粛々と実施されているはずだが、、。現状では集団接種と個別接種が混在しており、摂取率は100%に至っていない。任意予防接種にはHib(インフルエンザ菌b型)、肺炎球菌、水痘、おたふく風邪、B型肝炎、A型肝炎、子宮頸癌予防ワクチン等がある。
 さて、net情報的には打つ打たないでなにかと騒がしいのだが、今後社会的混乱が発生した場合、打ちたくても打てなくなる状況も想定しなくてはいけないかも知れない。
 その場合の最大の被害者はやはり乳幼児となってしまう。
先年の新型インフルエンザ騒動で明確になったことは、ワクチン不足の場合は接種の優先順位が政府によって決定されるということ。
上記ワクチンに不足が生じた場合は、さらにヒドイ混乱が予想される。すべての予防接種が供給不足で不可能となった時、江戸時代のレベルになってしまう、と今から心配するのは病的か。

 私自身はインフルエンザ予防接種は受けていない。罹ったら直ぐにタミフルを飲むことにしているが、それも耐性ウイルスが出現するまでの便法ではある。