普段は旅行記や自慢話が掲載される業界月刊会報に、今回は

珍しくマニアックな記事が載った。題して「聖母マリアの警告」。

お仲間がいるのだと喜んで記事を読むと、著者は「司祭のマリア運動」の

賛助会員として活動している真面目なお方。

 記事ではフランスのルルド、ポルトガルのファッチマについて

少しだけ言及されているが、おもに秋田県のシスター笹川による

聖母の伝言と聖母像の涙に関する内容であった。

 興味を抱き、一昨日急遽県庁所在地にあるご自宅を訪ねて

色々とお話しを伺ってきた。

 突然の来訪にもかかわらず暖かく迎え入れられ恐縮したが、

現役の「癒やしの環境研究 笑い療法士」を自称される84歳の

著者T氏は矍鑠としており、聡明で人格高潔な人物で、

一目で好感と敬意を抱いた。

私の知らなかった資料を沢山見せて頂き興味を覚えたので、一部紹介:

「ルルドへの旅、祈り」アレキシー・カレル著
   ・・有名な本なるも未読。

「ファチマ聖母の啓示」志村辰弥著

「天の母の警告」デルコル神父

「聖母像から血涙」志村辰弥著・・・これに関しては別の
雑誌に聖母像紹介記事が掲載されていたのを昔読んでいた。

 T氏はカトリックでありながらマリア信仰を公言されたため

カトリック教会側から何かと言われる異端的状況にあるらしい。

ファチマの第3の預言については詳細はやはり不明のようだが、

マラキの預言までは話題にできなかった。

 記事にされた、1973年にシスター笹川が受け取った

聖母の警告といいうのは、

「もし人々が悔い改めないなら、おん父は全人類の上に大きな
罰をくだそうとされておられます。その時、おん父は大洪水より
重い、今までにないような罰をくだされるに違いありません。
その時、火が天から降り、その災いによって人類の多くが死に、
司祭も信者と共に死ぬでしょう。生き残った人には死んだ
人々を羨むほどの苦難があるでしょう。毎日ロザリオの祈りを
もって祈って下さい以下略」というもので、

T氏御自身は「聖母が求められるロザリオの祈りや、自分に

与えられる毎日の務めを忠実に果たすよう努力し、

これから人類に下るおそれのある大苦難が少しでも

軽くなるように努めております。」と述べておられた。

 1時間ほどの歓談であったが、今後のご活躍に陰ながら
声援を送らせて頂きたいと激励し、ご自宅を辞した。