彼岸花

　この時期になると田んぼの畦道に突然鮮やかな赤色で一斉に咲く、

ヒガンバナ。原産地は中国揚子江付近といわれ、種子では増えず、

球根で増えていく植物。

つまり、人為的に株分けして植えない限り増えないので、

昔の人々が一生懸命植えた名残が現在の植生地となっている。

　ヒガンバナ、スイセン、
ハマユウ、アマリリス等の球根には

リコリンという物質が含まれており、間違って食べると

嘔吐、下痢を起こしてしまう。少量ならあまり問題なさそうでも、

場合によっては心臓にも影響して致命的になることもあるらしい。

　そんなヒガンバナの球根（鱗茎）だが、すりつぶして長時間

水に漬けると食用になるとのこと。食糧難・飢饉の時代には

貴重な食糧源となりそうだが、しかし、霊的には問題ありそうで。

ある霊能者の霊視では、花に小鬼がついているとか、地獄で唯一

咲く花として亡者の拠り所となっているとか。

　ゆめゆめ、ヒガンバナを摘んで飾ったりしませんように。