こんばんは。楽一郎です。
昨日は、60個ある干支が、各年に割り当てられ、ぐるぐる回っているというお話をしました。
【四柱推命】暦のはなし〜十干と十二支はぐるぐる回っている〜
干支は、年だけでなく、月にも、日にも、一つの干支が割り当てられて、
やはりそれが順番にぐるぐる回っています。
萬年暦で今日(2020年5月10日)を見ると、
2020年(令和2年)・・・庚子
5月 ・・・辛巳
10日 ・・・癸丑
だから、今日生まれた子どもの命式は以下のようになります。
年柱には「庚子」が、
月柱には「辛巳」が、
日柱には「癸丑」が
来ているのがわかりますね。
ところがところが、
命式を出すにあたって、
一つ見落としてはならない重要な点があります。
それは、
新暦と旧暦はずれているということです。
どのくらいずれているかと言うと、
「1ヵ月+数日間」ずれています。
そしてこれが、
年柱に来る干支、
月柱に来る干支、
日柱に来る干支
が何になるのかに影響してきます。
たとえば、今年(2020年)の1月15日に生まれた子がいるとしましょう。
まもなく生後4ヶ月を迎えるわけですが。
ところが萬年暦の2020年のページを見ると、
1月がなく、なんと2月から始まっています!
これはどういうことかと言うと、
新暦と旧暦がずれているため、
新暦で言うところの今年(2020年)の1月15日というのは、
実はまだ旧暦では、前の年の年末にあたるのです。
旧暦ではまだ今年(2020年)になってない。
だから、萬年暦では前の年、つまり1ページ前の2019年のページを見ます。
そうすると、2019年のページの最後に、1月がありました!
旧暦ではまだ1月は今年(2020年)になっていないから、
年柱には、今年の「庚子(かのえね)」ではなく、
昨年の「己亥(つちのとい)」が来るわけです。
月柱は「丁丑」となり、
日柱は「丁巳」となります。
ネットがない時代は、その人の生年月日から命式を出せること自体が、
鑑定士の専売特許だったのでしょうが、
今は生年月日をサイトで入力すれば、だれでも命式を見ることができます。
私は以下のサイトをよく使っています。
フォーチュンジュエル
今度は、年の変わり目について説明します。
萬年暦で見たとおり、2月から今年のページに載っているということは、
2月1日から今年(2020年)になるのでしょうか?
答えはノーです。
萬年暦の2月初旬のページを、目を凝らしてよく見ると、
2月4日のところに横棒線が引いてありますよね?
1ヵ月にプラスして数日ずれているのです。
横棒線が引いてある2月4日、すなわち「立春の日」が、
旧暦で言うところの年の切り替わりなのです。
2月4日が切り替わりの時期なので、
先ほどご紹介した命式がわかるサイトに2020年2月4日を入れて見てみましょう。
そうすると、このようなワーニングメッセージが出てきてしまいました!
「入力された日付は節入り日という特殊な日のため
時間を入力しないと正しく鑑定できません。
時間も選択してください。」
つまり、年の切り替わりについては、
2月4日になったら自動的に2020年になるわけではなく、
実は2月4日のある時刻を境にして
去年(2019年)と今年(2020年)に分かれるわけです。
萬年暦の2月頭の部分をよく見てみると、
「節入」の項目に、「立春 4日18.03」と記載してあります。
実は、2月4日の18時3分に生まれた子は今年(2020年)生まれ、
18時2分に生まれた子は昨年(2019年)の生まれというふうに、
この18時3分という時刻を境に
昨年生まれと今年生まれの人に分かれるわけです。
先ほどのサイトで、18時2分と18時3分の生まれの子の命式をそれぞれ見てみましょう。
2月4日18時2分生まれの人の命式
たしかに年柱が「己亥」になっています。
2月4日18時3分生まれの人の命式
たしかに年柱が「庚子」になっています。
このように、
ある時刻を境に
前年生まれと今年生まれに分かれる日、
あるいは前月生まれと今月生まれに分かれる日を、
「節入り日」といいます。
出生時刻は母子手帳に記載されますが、
母子手帳がなくて自分の出生した時刻がわからない
という人もいるでしょう。
誕生日がこの「節入り日」で、
しかも出生時刻がわからない人はどうすればよいのでしょうか?
まず、節入りの時刻の前と後の、2種類の命式を出してみます。
こういった場合の考え方については、以下の2つあると思います。
①どちらか自分にしっくりくるほうの命式を選んで採用する。
②両方の命式を持っていると考えて、いいとこ取りをする。
②については、別の鑑定士さんが提唱していた方法ですが、こういったシチュエーションをむしろ非常にポジティブに捉えていて、個人的にはすごくいいと思っています。
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