こんにちは。楽一郎です。
さて問題です。
今年は十二支で言うと、”なにどし”でしょう??
・・・
・・・
・・・
はい、今年はネズミ年(子年)です!
年賀状を書いた人ならわかりますね。
というか、
バカにするな〜っ!!
て感じの質問ですよね。
じゃあ、質問を変えます。
今年から10年間の干支(えと)を答えてください。
これも簡単ですね!
答えは以下のとおりです。
2020年 子年
2021年 丑年
2022年 寅年
2023年 卯年
2024年 辰年
2025年 巳年
2026年 午年
2027年 未年
2028年 申年
2029年 酉年
でもこれ、四柱推命的には正解ではありません。
今年、つまり令和2年、2020年は、
子年は子年でも、
「庚子(かのえね)」の年です。
萬年暦が古いので、和暦が平成32年となってます
これはどういうことかと言うと、
四柱推命的に言うと、
その年を、
「十干(じゅっかん)と十二支の組み合わせ」
で表している
のです。
十二支というのは、おなじみの干支(えと)のことです。
つまり、
子(ね)、丑(うし)
、寅(とら)
、卯(う)
、辰(たつ)
、巳(み)
、午(うま)
、未(ひつじ)
、申(さる)
、酉(とり)
、戌(いぬ)
、亥(い)
の12個ですね。
これらは、もともと中国における「時間」を表す文字です。
だから、怪談で「草木も眠る丑三つ時」などと言ったりしますよね。
(ちなみに「丑三つ時」というのは、午前2時から2時半の間の時間のことを指しているそうです。)
じゃあ、「十干(じゅっかん)」って何でしょう?
これは以下のとおり、甲、乙、丙、丁・・・で始まるもので、
昔の成績表は、5段階評価や、優、良、可ではなくて、
甲、乙、丙で成績を表していたと聞いたことがあります。
よく、「甲乙つけがたい」などと言ったりしますが、
十二支と比べてなじみがないですよね。
甲(こう/きのえ)
乙(おつ/きのと)
丙(へい/ひのえ)
丁(てい/ひのと)
戊(ぼ/つちのえ)
己(き/つちのと)
庚(こう/かのえ)
辛(しん/かのと)
壬(じん/みずのえ)
癸(き/みずのと)
十二支が、「時間」を表すのに対し、
この十干は、「空間」の気を表すといわれています。
四柱推命の勉強をしていてつまづくパターン
の、あるあるだと思うんですが、
なかなか、
この十干の漢字の読み方が覚えられないんですよね!
私も正直言って、四柱推命を学ぶまでは、
これらの漢字に
かのえ、かのと・・・などの読みがあるのは知りませんでした
文字入力でも、ちゃんと変換すると出てくるんでびっくりしました!!
覚えるのが大変ですが、
でも、十干の読みは、
個人的には訓読みで覚えたほうがいいと思います。
こう、おつ、へい、・・・
で覚えると、
「き」と読むのが、「己」と「癸」の2つあって紛らわしいんです。
読み方を覚えるのに何か効果的な方法とか
あったらいいのですが、
私は特に漢字の書き取りなどすることなく、
やっているうちにいつの間にか読めるようになった、
という感じです。(でも今でもときどきまちがえます)
さて、後者の問いの答えは、以下のとおりです。
2020年 庚子(かのえね)
2021年 辛丑(かのとうし)
2022年 壬寅(みずのえとら)
2023年 癸卯(みずのとう)
2024年 甲辰(きのえたつ)
2025年 乙巳(きのとみ)
2026年 丙午(ひのえうま)
2027年 丁未(ひのとひつじ)
2028年 戊申(つちのえさる)
2029年 己酉(つちのととり)
それから、四柱推命で「干支(かんし)」というのは、
十干(天干ともいいます)と十二支(地支ともいいます)の組み合わせ
のことをいいます。
すぐ上の、庚子、辛丑・・・などのことですね。
つまり、十干(天干)の「干」と十二支(地支)の「支」を組み合わせて
「干支(かんし)」となるわけです。
日常生活では、「干支」は「えと」と読んで、
「十二支」を指していますが、
四柱推命的には、
干支は「十干+十二支の組み合わせ」
で、読みも「かんし」と読む、と覚えておいてください。
ではこの組み合わせ、
何通りあるでしょうか?
小学校の算数の時間を思い出してください。
10個ある十干と12個ある十二支の組み合わせは、
「10と12の最小公倍数」になります。
だから、
10 × 12 ÷ 2 = 60 で、60通りあるわけです。
そして以下が六十干支の表になります。
歴史の教科書で出てきた、
「壬申(じんしん)の乱」の「壬申(みずのえさる)」は、表の9番、
「辛亥(しんがい)革命」の「辛亥(かのとい)」は、48番です。
また、阪神甲子園球場は、「甲子(きのえね)」(表の1番)の年である、
大正13年(1924年)8月1日に完成しました。
また、43番の「丙午(ひのえうま)」について、
「丙午の年に生まれた女性は気性が激しく夫の命を縮める」という
迷信を聞いたことがある方もいるかもしれません。
(あくまでこれは迷信です。)
それから、1960年(昭和35年)に生まれた人は、
今年(2020年(令和2年))の誕生日で満60歳になりますが、
60歳のことを「還暦」といいますよね?
今年還暦を迎える方は、1960年の「庚子」の年に生まれて、
そのあと、辛丑→壬寅→・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・→己亥→庚子
と、すべての干支の年を生き抜いて、
また今年、生まれた年の干支である「庚子」に戻ってきたわけです。
そういうわけで、再び赤ちゃんに「還る」という意味で、
赤いちゃんちゃんこを着てお祝いすることになったそうです。
暦の話をひと通りしようと思ったら、
こんなに長くなってしまいました!
この暦の話は、
四柱推命を勉強しようと思ったら避けては通れない部分になります。
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