落語の魅力をご案内する、落語コンシェルジュ®相山美奈子です。
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・2024年3月22日東京新聞「寄席演芸の人びと」掲載
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今回は、私の大好きな古今亭菊太楼師匠がトリを務めるということで、上野鈴本演芸場に行ってきました。
風藤松原 漫才
ダーク広和 奇術
春風亭百栄 弟子の強飯
林家楽一 紙切り
古今亭菊太楼 ちきり伊勢屋(上)
途中入場だったので後方の席からの観覧でしたが、中入り後は久しぶりに一番前に座ることができました。ダーク広和先生のトランプマジックのお手伝いも少しさせていただき、ドキドキが止まりませんでした!
そして、いよいよお目当ての菊太楼師匠の「ちきり伊勢屋(上)」。この噺は長いので上下に分けての口演です。テレビの星座占いで1位だと嬉しいけれど、10位くらいだと「今日の高座はウケないのかな」と思ってしまうというまくらが面白く、会場を和ませました。
噺の内容は、麹町の質屋ちきり伊勢屋の若旦那・傅次郎が縁談を見てもらいに、易者の白井左近を訪ねるところから始まります。父親があこぎな商売の祟りで、傅次郎は来年2月15日の命と死相が出ていると告げられ、本当に困った人たちに善行を積むように言われます。そして翌日から人助けに奔走するのです。
傅次郎の若旦那らしい柔らかさと品の良さ、若旦那の父親代わりの番頭の押しの強さと奉公人からの怖がられ方、この対比がとても良かったです。傅次郎は首をくくろうとする母子を助け、その後、なぜか吹っ切れて吉原や芸者遊びを始めるのですが…で一区切り。
この演目はあまり演じる人が少ないそうですが、やはり残しておかなければ。本当に素晴らしかったです。
終演後は、菊太楼師匠とおかみさん、そしてお弟子さんの菊正さんと打ち上げに参加しました。お二人に挟まれての写真撮影は、とても緊張しました~!
今までのインタビューが書籍化
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