〇ら落語コンシェルジュ ® 相山美奈子 です
元「コメディNo.1」の前田五郎師匠にインタビュー!
超超超大御所、お笑い界のレジェンド!
数回に分けて掲載します(五郎師匠には了解を得ています)
:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚
⑥ 仲の悪いコンビ
相山:辛くはなかったんですか?
前田:辛かったし、「コメディNo.1」の仕事が坂田ピン(1人)での仕事になっていって、
泣きたいぐらい舞台が休み休みの日々が続いた。
相山:そのお気持ちわかります。
前田:そのあたりからいがみだしたんね。コンビの仲がね。
相山:それまでは会話も普通に。
前田:うん、ところがね、漫才コンビと云うのは、どこの漫才コンビでも仲悪い。
相山:よく伺います。
前田:ほんま仲良かったのは「(今)いくよくるよ」ぐらいなもんで、後はほとんど仲悪かった。
相山:そうなんですか。
前田:いく・くるはほんまに仲良かった。
相山:最初は売れようと思いますから、話もしたりすると思います。
だんだん売れてくると、方向性とかで仲が悪くなるものですか。
前田:坂田の相方に対する配慮が全く無かったのが1番の原因でしたね。一般的には僕の方が態度が大きいし、くそ生意気に見られたのですが、事実は全く正反対でしたね。
で本当に人間として接したら、五郎さんてこんな人やと分かってくれて。事なかれ主義やねん。とにかく事は起こしたくないねん。それからその辺歩いてて肩ぼーんと当たっても、「すいません」って僕の方から頭下げた。
相山:我慢しちゃうんですか。
前田:我慢はしない。僕それが普通やと思うてるから。
相山:無理ではないんですね。
前田:大きくなる所を、頭一つ下げることでそこで止まるから。
なんやねん、お前の方こそなんやねん、食ってかかったらこうなるから(パンチする)、それがめんどくさいん。
だから僕のコンビなんか、約50年漫才やったけど二人きりで喫茶店行く、食事行く、ふたりっきりでどっかで会うとか1回もない。誰かマネージャーとか、インタビュアーの第三者がおってはじめて、二人きりで飯食おうか、お茶飲もうか、1回もない。
相山:では楽屋で会って、打ち合わせして、舞台出て、そのまま帰る。
前田:うん、別々。
相山:その方が、舞台で上手くいくとかありますか。
前田:それはあるね。それはネタが2つ拾えるから。スタッフがおったり、誰か友達がもう1人いて、3人居てる時に、飯食いに行っても飲みに行っても、行動が一緒ならネタ1つじゃないですか。別々に動いたら、ネタ2つに増えるわけ。
僕の分と、坂田の分と。
相山:ああ、なるほど。
:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚
五郎師匠のお人柄が分かります
そうしてどんな時でもネタを探そうと言う姿勢も頭が下がる思いでした
次回は五郎師匠の漫才の自論をお届けします!
メニュー一覧
![右矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/122.png)
まずはお気軽にお問合せを
![右矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/122.png)
あなたと落語の楽しい出会いをお手伝いします
![照れ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/007.png)
読んでくださってありがとうございます
相手に知らせる読者登録してくださるととっても嬉しいです
〇ら落語コンシェルジュ ® 相山美奈子