〇ら落語コンシェルジュ ® 相山美奈子 です   

 

3月19日21時20分 落語家立川流の真打、立川左談次師匠がお亡くなりになりました

67歳

2016年に食道がんを発表して、闘病中にも高座に上がり続け

亡くなる1週間前の「渋谷らくご」が最後の高座になりました

 

あー逝っちゃった

 

「渋谷らくご」の演目が「初めてのさようなら」

 

”今日はシブラクのみなさんにお別れを言いに来ました・・・”

そこから始まった高座

胸をしめつけれられるようでした

 

いつもの左談次師匠らしく、家元にむちゃぶりされたことや、想い出に花を咲かせていました

どんな人でも”さようなら”は初めてです

 

通常渋谷らくごの高座はおひとり30分です

 

今日は来るのがやっとです・・頭を下げられ

15分で降りました

 

楽屋では高座以上にお辛そうで、周りが声もかけられなかったとか

 

私は幸運にも今年の1月に2回に分けて、左談次師匠にインタビューをすることができました

左談次師匠をよくご存知でない方、ファンの方にも

今の左談次師匠の言葉、想いを知っていただきたくて

 

 

左談次師匠は

粋で、カッコいい

軽くって ふわふわしていて

洒脱で 笑顔がチャーミングで

やわらかい言葉でピリッとしたことを言う

でもその言葉を自分にも向ける

 

昔ながらの芸人さん

ちょっと陰もある

いい顔をしています

なんとも江戸前

 

テレちゃう、ダレる (気持ちがゆるんでだらける)と何度もおっしゃる

 

胃ろうをつけてると見せながら、私の顔を覗き込むように

「だから、暴れられない」とニコッと笑う

 

 

 

入退院を繰り返しながらの高座は芸に対する執着だろうか

思いきって尋ねると

「息抜き(笑)

なんなんだろう、高座に上がって、お客の顔を見ているのが好き」

ふわっとかわされるような、深刻にさせないようなお返事

 

「幸いにして、いいお客というか、優しい、懐が深い、そういうお客さんに恵まれてる感じがするんでね。」

 

 

「高座に上がって、座ってにっこりして いるという、変なじいさんがいるなという、それが究極の噺家の、僕の考えるスタイルなんです。理想形ね。

志ん生師匠眠ってんの、にこにこ見よう、そんな感じ。」

 

「高座がね楽しくなった。一席一席が、そうできないでしょ、なかなか入院したりなんかしたら高座上がれないから。一席の高座を大切に、そういう気持ちは強くなった。一席演(や)って死んじゃうかもしれないんだから。そういうのね、凄く。 」

 

「まぁ、今のお客さんは優しいからね、真面目で明るくて素直でって非常に多い。それは今の僕にありがたいことなんですよ。」

 

 

談志師匠との稽古、当時の仕事、落語に対する考え方もお話くださった

 

「ただ、なんていうのかな。落語の口調と本当のお芝居と全然違うもの だと思うんだけど。落語の口調ってこうやってこうやってこうやって、感情を創ってくもの。お客が勝手に思うものでね、あまり演者自体が“おまえさん・・・”って好きじゃない。それは技術としてあってはいいことなんですよ。持ってなきゃいけない。へたくそって言われんだから。

なんていうのかな、あまり感情移入する落語は好きではない。 」

 

  「そう、軽い感じでね。人情噺なんかそういうのは苦手。あのやっぱり八っつさん熊さんって、ああいう噺の方が能天気でね、馬鹿っぽくってああいうのがたまらなく好き。いろんな芸人がいるからいいんですよ。」

 

出番前で、時間を気にする私に「 別にそんないいよ、着替えなきゃはじまらないんだから 」と気を遣ってくださる

 

初めて経験する楽屋風景、芸人さんの会話

軽くって馬鹿馬鹿しくて、なんともたまらない

修業の厳しさも感じた

 

粋で優しくって、なんともいえない軽さで

笑顔がよくって、カッコよくて

 

仕事だからといえばそうだけど

 

あんな病気で明るく振る舞う

辛さも微塵も感じさせない

がんばってます!じゃなくて洒落のめしてる

相手に負担を与えないように

芸人がそんなこと言ったらだめなんだと

 

その境地にたどり着くまでに

どれだけの葛藤や苦しみがあったんだろう

それを感じさせない、左談次師匠のカッコよさ

なかなかできることじゃない

 

達観した清々しさ

 

「(落語は)僕ももうそんな長い間はできるとは思ってない 」

胸にささる

 

高座が楽しい

お客様に恵まれてる

嬉しそうに話す

 

最後の最後まで高座に上がり

芸も人生も魅せてくれた左談次師匠

 

あちらでゆっくりおやすみください

向こうの名人寄席はどうでしょう

前座から始めるのでしょうか・・・

 

とっても聴きたいところですが、

私はもう少しこちらで落語の仕事をしてから

伺います

 

立川左談次師匠、ありがとうございました

 

大好き!

 

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〇ら落語コンシェルジュ ® 相山美奈子

 

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