最近Twitterで昔の日本の映像を見ました。
自分が生まれた50年ちょっと前の東京の映像が多いです。
懐かしいんだけど、なんだか別の国の記録を見ているようで不思議な気持ちになります。
おいらが小さい頃は、まだ明治時代の人たちが現役で働いていました。
なんなら江戸時代の人も生きていました。
小学校3年生の時だったか、当時世界最高齢だったおばあさんが亡くなったことを新聞記事で読みましたけど、その人は文久3年(1863年)生まれでした。
自分だって、もうすでに歴史の一部です。
映画にもなりましたけど中国最後の皇帝(ラストエンペラー)っているじゃないですか。
大清帝国宣統帝・愛新覚羅溥儀。
この人は、おいらが生まれる前の日まで生きていたんですよ。
50年前の映像も、何もかもが遠い歴史の彼方のよう。
自分ですらそう思うのに、もっと年上の人たちは今の日本の変貌をどう感じているんでしょうね・・・・・・。
それはともかく、今回は山村響さんとM・A・Oさんのお誕生日記事です。
ひびくさんは昨日2月10日生まれ。
M・A・Oさんは2月1日生まれです。
お誕生日おめでとうございます(^-^)
M・A・Oさんはお誕生日が井澤詩織さんと重なっているため、なかなかお誕生日記事が書けない人だったりします。
やっぱり、どうしても馴染みがあって大好きな人の記事が優先になってしまうのでね。
今回はひびくさん(山村さん)と同じ作品に出演していたので、特別に一緒に記事にすることにしましたよ。
ひびくさんのほうは2016年以来5回目の記事になります。
書いたり書かなかったり。
最も印象に残っているキャラクターは『Go!プリンセスプリキュア』(2015年)のキュアトゥインクルですね。
最近視聴した山村響さんとM・A・Oさんの登場作品:
『うちの師匠はしっぽがない』 2022年 BS朝日
"My Master Has No Tail", 2022, BS-Asahi
大黒亭文狐(CV:山村響さん)
引用:第十一話「オレの芸、お前で終わらせてくれよな」(2022年12月11日放送)
画像左側:まめだ(CV:M・A・Oさん)
画像右側:大黒亭文狐(CV:山村響さん)
引用:第八話「正気やったら芸人やってへんねん」(2022年11月20日放送)
主人公は淡路島のまめだぬき(画像左側)。
人間の少女に化けてますが、正体はタヌキです。
人間を化かすのがうまかった父親に憧れていて、まめだも街で人間を化かそうとしますがうまくいきませんでした。
舞台は大正時代の大阪です。
司馬遼太郎の『竜馬がゆく』だったか『坂の上の雲』だったか、小説によると、明治までの難波あたりは一面のネギ畑だったそうな。
そんなネギ畑も大正時代には都市に変わっていて、タヌキのお遊びに付き合うような暇な人間はいなくなっています。
ひびくさんが演じているのは大阪の有名落語家・大黒亭文狐。
正体は都市開発で村を追われた神使の狐です。
先代の大黒亭に拾われて落語家になりました。
まめだは文狐の高座を見て落語の世界に引き込まれ、自分も人間を魅了したいという思いで文狐のところに弟子入りしようとしたのでした。
文狐は当初は人間を憎んでいたし、まめだも人間を怖いものだと思っていましたが、人間と交流するうちに気持ちが変わっていきました。
世の中は日々変わっていくけれど、悪いことばかりではありません。
いいところもちゃんとあって、そういうところを見ていこうとする二人の姿が印象的な作品でした。
第十一話から最終話(第十三話)が特に良くて、自分と二人(二匹)の姿を重ね合わせてちょっとうるうるしてしまったな (ノ∀`)
自分は理不尽な昭和時代が嫌いだし人間嫌いだったりもするんだけど、やっぱりどこか懐かしさもあって、まったく嫌いというわけでもないんです。
見ていて切なくなるところがある作品で、2022年秋期作品の中ではかなり好きなほうでした。
『うちの師匠はしっぽがない』は上方落語を描いた作品なので、登場人物はほぼ関西弁です。
大阪出身のM・A・Oさんはともかく、ひびくさん(福岡出身)はちょっと大変だったかもしれませんね。
埼玉出身のあやなちゃん(竹達彩奈さん、霧の圓紫役)は相当苦労したようなことをTwitterのつぶやきで見ました。
しかも、あやなちゃんが演じる圓紫は純粋な大阪弁ではないよね多分。
関西イントネーションを真似るだけでも大変なのに、今回のキャストの皆さんはさらに落語を演じないといけないんです。
楽しいでしょうけど大変ですね。
しかし、皆さんさすがにプロの声優さん。
上方落語が本当によくできていて驚きましたよ。
前に上野広小路(東京)の鈴本演芸場で若手(二ツ目)の落語を聞いたことがありましたけど、声優さんのほうが彼らよりもはるかに上手いと思います。
日曜日の朝だったか、500円くらいで入れたんだよね。
二ツ目が4人出てきました。
鈴本の隣が東京で定宿にしていたカプセルホテルだったんで、せっかくだから生の落語も見てみるかってことで入ったんですけど・・・・・・。
まぁなんだ、500円ならしょうがねえかなって感じ (^-^;A)
しかも後に行くほど下手になるっていうね(笑)
『しっぽな』のキャストで特に上手だと思ったのは文狐の師匠、大黒亭文鳥を演じている諏訪部順一さん、それと恵比寿家歌緑を演じている石田彰さんです。
本当に見事なもので、二人の落語の場面だけでも見る価値がある作品だと思います。
この作品、各エピソードで結構きっちり演目を見せてくれたので楽しかったですよ (^-^)
自分は演劇をやっていたことがちょっとあって、「寿限無」なども自主的に練習したことがあったから懐かしかったです。
落語はちゃんとやろうとすると相当難しいですよ。
最近視聴した山村響さんのその他の登場作品と今後の登場予定:
『パリピ孔明』 久遠七海
『アキバ冥途戦争』 エル
『うたわれるもの 二人の白皇』 シス
ほか
『天国大魔境』 トキオ 2023年4月放送予定
『勇者が死んだ!』 ユナ・ユニス 2023年放送予定
最近視聴したM・A・Oさんのその他の登場作品と今後の登場予定:
『阿波連さんははかれない』 大城みつき
ほか
『SYNDUALITY』 シュネー 2023年放送予定
今回はここまで。
この頃、若い頃に好きだったミュージシャンや、声優さんでも声を聞きなれたベテランの方々がお亡くなりになっています。
昭和時代はつらいことが多かったから自分には令和のほうが暮らしやすいんだけど、それでも好きなものは多かった。
昭和時代が少しずつ遠くなるごとに、やっぱりちょっと寂しく思うことはありますよ。
しんみりしちゃいましたけど、お二人のことはこれからも応援します。
陰ながら (^-^)